売買仲介営業をやっていると、様々な問題にぶつかります。営業、キャリア、社内の人間関係…
誰にも聞けない悩みは売買仲介営業専門のコンサルタント・梶本幸治さんに聞いてみましょう。
今週は、転職先の社風に合わない質問者です。(リビンマガジンBiz編集部)(毎週水曜日更新)

動画は下から↓

問い

10年勤めた不動産会社から 別の会社に転職しました。新しい会社では、業務の進め方が違うのは予想通りでしたので、対応するために努力しています。

しかし、部下に対してもさん付けで 呼ぶような社風に戸惑っています。前職はトップダウン体育会系のノリでした。転職時の対応方法に ついて教えてください

答え

部下にさん付け大いに結構です。楽しく、適応しましょう。

社風に戸惑う質問者ににじむ不満

なるほど 部下に対してもさん付けで呼ぶような社風に戸惑っていらっしゃると。

前職はトップダウンだったとも仰っていますね…

質問者の方はトップダウンが好きなんですね 。

下の人を呼び捨てにしてというのが性にあうんでしょうか。

なんだかあなたはエラそうですね。

対応するために努力していますっていう表現自体がもう、今の会社が間違っていて前職時代からのあなたが正しいという香りがプンプンします。

そんなに、 トップダウンの前の会社が好きだったら、辞めなければ良かったんですよ。この転職が逆でしたら、わかります。

部下にもさん付けの会社で、後輩社員であっても尊重する会社から、

パワハラが横行する、呼び捨て会社に転職してしまい、これはどうかと思う。

このパターンならば、愚痴っぽくなるのもまだわかるんですよ。

それがあなたは逆でしょう。

やはりパワハラが好きなんですよ、

今の会社は向いてないんです。

私も、全員さん付けの会社に勤めたこともありますけども、すごい良い印象しかなかったです。

誰とでも、話がしやすかった。

最近の会社は、「〇〇さん」と呼びあう会社が非常に多いと思います。

不動産会社は 体育会系で当たり前やみたいな、古い価値観はもう捨てたらどうかと思います。

ただ、ゴリゴリの体育会系で めちゃくちゃ数字を上げている会社も目立ちますよね。

あの会社とか、この会社とか あるじゃないですか。

皆さんも頭の中に浮かびますよね。

あそことか、こことかね。

確かに、そういう方が 数字を上げやすいと感じる人もいるとは思います。

でも全体的には、不動産業界も、さん付けとかそういう風な雰囲気になっていますよね。

それは変えられないと思います。

転職先に対して、どこか上から目線で語っていないか

やはり気になるのが、業務の進め方が違うのは予想通りだけど、対応するために努力してますという言い方です。

 俺は正しいけど、嫌々やっているんだ、そういう感じがすごく出ています。

私ならば、もっと何か謙虚に働きたいです。

確かに、我々の年代は若いころは、怖い人が多くて、上の人から偉そう言われたのに、

いざ自分がそういう年齢になってみると、下の人に偉そうに言えないという時代になっていました。

損な世代になのかもしれませんけど、それでいいんじゃないですかね。

だから、ちょっと我慢しましょう。

振り返ってみると、今回の質問者さんには、私も言い過ぎたかもしれませんね。

何か、偉そうだとか、辞めたらいいとか言ってごめんなさいね。

でも、部下の方をさん付けで呼びながら本当にリスペクトして一緒に業務を進めていけたら、いいんじゃないかなと思います。

楽しくやっていきましょうよ。

ちょっとホンマに偉そうに言い過ぎて、ごめんなさいね。

※今回で最終回です。

 
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