阪急阪神ホールディングス子会社の阪急不動産は6月7日、タイで2つの分譲マンション事業のプロジェクトを始動させると発表した。
 タイの不動産デベロッパーのセナ・デベロップメント(セナ社)と共同で着手する。

(左)『ニッチ プライド タオプーン インターチェンジ』のイメージパース    ※プレスリリースより

(右)『ニッチ モノ スクンビット70』のイメージパース          ※プレスリリースより 

 タイでの第1号案件は「Niche Pride Taopoon Interchange (ニッチ プライド タオプーン インターチェンジ)」で、第2号案件は「Niche Mono Sukhumvit(ニッチ モノ スクンビット)70」となる。

 プロジェクト名に冠した「Niche(ニッチ)」とは、セナ社の分譲マンションのブランド名で、「ライフスタイルに特化する」を意味する。これまでタイ国内で10年展開し、24棟8067戸の供給実績がある。
 また、物件の特性ごとに、「Pride(プライド)」「Mono(モノ)」「id(アイディー)」といった名称を使い分けている。

 同社では、お客からヒアリングした意見をカタチにする独自の商品企画「ジオフィットプラス」を日本国内で展開。

 お客のライフスタイルにあわせてカスタマイズしやすく設計した「DAYSクロゼット」などをこれまで提案してきた。
 

 今回のタイでのプロジェクトでも同じ試みを展開し、今後の商品企画につなげていくという。
 タイでの「ジオフィットプラス」導入物件にはトラストマークのロゴを使用するという。
 また、これまで「ジオフィットプラス」を通じて日本で開発した設備などの商品導入についても検討していく、としている。

「ジオフィットプラス」トラストマーク   ※プレスリリースより

 第1号案件の建設地は、バンコク都・バンスー区。
 2016年8月に開通した鉄道路線「MRTパープルライン」のタオプーン駅に隣接する好立地に位置する。

 このタオプーン駅は、バンコク中心部を通る「MRTブルーライン」との接続が予定されており、周辺エリアは、新国会議事堂や大型複合施設「バンスーグランドステーション」が建設されるなど、今後の発展が見込まれる。

 敷地面積は5456㎡、総戸数は約770戸。
 総売上は約34億バーツ(1バーツ=3.3円換算、日本円で約112億円)を予定する。
 平均販売価格は約440万バーツ(約1450万円)を予定。
 竣工は2019年12月を予定している。

『Niche Pride Taopoon Interchange(ニッチ プライド タオプーン インターチェンジ)』計画位置   ※プレスリリースより

 第2号案件の建設地は、サムットプラーカーン県ムアンサムットプラーカーン郡。
 鉄道路線「BTSグリーンライン」のベアリング駅から約250mに位置する。
 ベアリング駅は、バンコクの中心地であるアソーク駅まで直通で約20分と交通のアクセスに優れた駅。
 また、「BTSグリーンライン」は、今後新設される鉄道路線「BTSイエローライン」との接続が予定され、利便性の向上が見込まれている。

 
 敷地面積は8584㎡、総戸数は約1270戸。
 総売上は約36億バーツ(日本円で約119億円)を予定する。
 平均販売価格は約280万バーツ(約920万円)を予定。
 竣工は2019年12月を予定している。

『Niche Mono Sukhumvit(ニッチ モノ スクンビット)70』計画位置    ※プレスリリースより

 
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