<現地周辺の空撮画像 ※一部 CG 加工>  ※プレスリリースより

 不動産大手の住友不動産は8日、札幌市中央区の札幌駅周辺で分譲タワーマンション「シティタワー札幌」と

高級賃貸マンションブランド「ラ・トゥール」シリーズの2大プロジェクトを進めていたが、このほど本格的に始動すると発表した。

 現在、札幌駅エリアでは2030年度末までに北海道新幹線の札幌延伸に向け、再開発が進んでいる。

 とくに北海道ガス札幌工場跡地の「北4東6周辺地区」、都市再生緊急整備地域内の「北8西1地区」、

「北3東11周辺地区」などに高層マンションの建設が予定され、職住近接の動きが加速している。

複数の再開発計画が進行   ※プレスリリースより

 その先駆けとして「シティタワー札幌」が2019年3月、「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」は同年1月の竣工をそれぞれ予定している。

 シティタワー札幌 完成予想図     ※プレスリリースより

 「シティタワー札幌」は、地上31階、総戸数177戸、敷地面積2324㎡、間取り2~4LDK。
 地下鉄さっぽろ駅徒歩3分、JR札幌駅徒歩7分と好立地の場所に位置する。
 地下鉄出入口から直結する「地下歩行空間」を使うことで、雪が舞う札幌でも百貨店や駅内ショッピングモール、

大型書店、家電量販店などの各商業施設にアクセスできる。

 

 JRタワー開業などの再開発事業によって活気づく札幌駅南口周辺の北5~北3条、

西6~東1丁目は注目エリアで、「過去に分譲マンションの供給実績がなく、

都心部の中でも格段に希少性の高いエリアと言われています」という。

 同タワーは、このJR「札幌」駅南口に向き合うようにそびえ立つ。
 天空に向かって伸びる白いファサードと、札幌の空を映し出すガラスカーテンウォールの印象的な外観デザインが特徴となる。

 

 タワーマンションの特長の一つである眺望を最大化するために、ガラスを多用する。
 リビング・ダイニングの主開口は、足元近くから天井近くまで広がる「ダイナミックパノラマウインドウ」を採用し、

部屋から直接広がる眺望を堪能できる。

 今回、地震の揺れを軽減する「制震工法」を採用している。
 災害などの停電時の備えとして「非常用発電機」を設置する。
 停電時でも共用部の一部設備(非常用エレベーター、共用部オートドア、照明、住戸への給水など)に電力を供給し、

約48時間の稼働が可能。

 

 また、門塀や建物オートロック、電動シャッターゲートなどのゲートセキュリティによって、居住者の安全を守る。

 同タワーの想定顧客について、同社では「中心市街地に立つマンションは職住近接を好む経営者層などから支持を集めております。

商業施設だけでなく文化施設や病院などが、身近に揃う環境に魅力を感じるアクティブシニアの住み替え需要も見込まれるほか、

道内各所や道外から札幌の活動拠点とするセカンドニーズも充分に考えられます」としている。

 販売スケジューは8月上旬より開始を予定している。

ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン 完成予想図  ※プレスリリースより

 一方、ラトゥールシリーズとして東京以外では「初」のプロジェクトとなる「ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン」。
 札幌駅から徒歩8分、地上30階のタワーマンションの南側には、北大植物園の開放的な緑景が広がる。
 天井高5.8m、広さ約400平方メートルのエントランスホールが広がるなど空間を演出する。
 コンシェルジェサービスなど、サービスも充実させている。

 総戸数は337戸、敷地面積は1万4245㎡、間取りが2~3LDKとなっている。

 札幌市では、今後の人口減少、高齢化を踏まえ「都市計画マスタープラン」で「持続可能なコンパクトシティへの再構築」を

都市づくりの理念に掲げている。
 都心部については魅力と快適性を兼ね備えた生活環境と、国内外の企業が活発に事業を行うビジネス環境の整備を同時に目指している。

 JR「札幌」駅、地下鉄「さっぽろ」駅から至近な両物件は、「ともに都心を暮らしの場へと変えるプロジェクト」として同社では位置付けている。

 同社としては「高層分譲マンション『シティタワー札幌』は都心生活を望む人のライフスタイルに応える居住空間として、

また高級賃貸マンション『ラ・トゥール札幌伊藤ガーデン』は企業経営者、国内外企業の駐在員等のビジネスニーズに応える居住空間として、

都心におけるコンパクトシティ化を後押しするものと考えております」とする。

 
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