[左:排水部の防水改修前、右:ルーフドレン更生工法(横型)による防水改修後]  ※プレスリリースより

 長谷工リフォームは4月27日、既存マンションの屋上やルーフバルコニーの防水改修で、

排水部分を新築並みの排水性能を確保する「ルーフドレン更生工法」を標準採用すると発表した。

 同工法は、ルーフドレン(排水口)から排水管にかけて樹脂管を熱で膨張させて接着するというもの。

 同社では、2013年に縦型排水口の径をほぼ変えずに防水改修を行う「ルーフドレン更生工法(縦型)」を開発していたが、

今回、横型排水口に対応した「ルーフドレン更生工法(横型)」を開発した(現在、特許申請中)。

 これにより排水口の形状を問わずに改修が可能になり、今年4月から「ルーフドレン更生工法」を標準採用していくという。

 同社の防水改修の主な特長は次の2点になる。

① マンション屋上等の排水部に「ルーフドレン更生工法」を標準採用
 排水口や排水管の径をほとんど変えない独自工法で新築時と同程度の排水性能を確保。

② 屋上全てに高品質な防水層を形成し、保証期間は15年が基本
 一定条件を満たしたマンションには最長20年の長期保証を実現した。
 住べシート防水と共同開発した工法により最長20年の長期保証が可能となった。

 

 防水改修のメリットについて、防水性の面では保証期間は15年が基本(条件付きで最長20年)、

屋上全てに高品質な防水層を形成しているという点になる。

 

 コスト面では、防水保証期間中は防水層への定期的なメンテナンス(保護塗装)が不要となり、施工後の修繕費用削減が可能。
メンテナンス性の面では、水張りによる確認が不要で、電気的チェック専用機器の使用により

防水層の異常個所を早期に発見して対応することが可能。

 
 環境面では、基本的に既存防水層の撤去作業が不要で、使用材料も少ない工法のため、産業廃棄物処理を軽減。

 
 施工性の面では、降雨・降雪後で下地が湿潤していても施工が行えるので、計画的な工期設定が可能。

 同社としては「今後は、本工法や防水改修の長期保証など長谷工リフォームの防水改修の

独自性や特長を活かした提案を行い、受注拡大を図ってまいります」という。

 
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