アパート賃貸大手のレオパレス21は、働き方改革の一環として経済産業省が官民連携で推進する

「プレミアムフライデー」に賛同、月末最終金曜日の午後3時以降に時間単位有休での取得を奨励する取り組みを

28日から開始すると発表した。

 
 これに並行して同社は独自の取り組みとして、毎週水曜日に勤務終了1時間前(午後5時)の退社を奨励する

「ハッピーウェンズデー」を5月から導入する。

 この取り組みは、一人ひとりの社員が自らの働き方を見直し、ワークライフバランスを充実させることで、

創造性を発揮できる職場風土を醸成し、企業価値向上に繋げる一歩とすることを目的に実施するもの。

 同社では、働き方改革による社員のワークライフバランスの充実、それに伴う企業価値向上に繋げる一歩として

さまざまな取り組みを実施してきた。

 そうした取り組みの成果として今年3月、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定・発表している、

女性活躍推進に優れた上場企業「準なでしこ」に選定された。
 これは2012年から、女性活躍推進に優れた企業を「なでしこ銘柄」として選定しているもの。
 今年度からは、企業の将来的な成長を狙い「なでしこ銘柄」に準ずる企業として「準なでしこ」が各業種1社、

合計25社選定され、同社は不動産業として選定された。

 選定理由について、若手女性社員を対象としたキャリア育成研修、次期管理職候補の女性を対象とした女性リーダーキャリア形成といった

「女性活躍推進研修」や管理職を対象とした「女性社員育成に関する研修」のほか、「育児・介護短時間勤務者のテレワーク(在宅勤務)の導入」、女性活躍推進や介護などの社内的な意識啓発等を目的としたイベント「ダイバーシティフォーラムの開催」などが評価されたことによる。

 さらに今年2月、経済産業省・日本健康会議が主催する「健康経営優良法人2017(ホワイト500)」にも選定。
 この制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、

特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度。

 選定理由について、「専門家活用による健康支援」や楽しみながら自身の健康状態をチェックできる従業員とその家族、

また、同社物件のオーナーが参加できる「健康フォーラムの開催」、長時間労働の削減と有給休暇取得率向上の「ワークライフバランスの推進」などの取り組みが評価されたという。

 ほかにも2017年3月期の有休取得率は72.2%、2015年3月期の33.0%から大幅に改善した2016年3月期の有休取得率70.1%を

さらに超える結果となった。

 こうした改革の一環として、今回プレミアムフライデーとハッピーウェンズデーの導入を決めた。

 同社の広報担当者は「当社は4年前からワークライフバランス推進室という部署をつくり、

働き方改革に先駆けて注力して取り組んできました。その中で労務管理、上長の管理職研修・講習、

有休の取得制度、拡充などに取り組みました。そうした結果、残業時間は前期と比べて一人当たり約20時間減っています。

今後も、継続して働き開拓を推進していきたいです」と述べている。

 
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