木とコンクリートのいいとこどり 『スマート・ワン カスタム ハイブリッド』  ※プレスリリースより

 住宅事業を手がける桧家ホールディングスは子会社の「桧家住宅」ブランド5社、

レスコハウスを通じて、新商品「スマート・ワン カスタム ハイブリッド」を28日から販売すると発表した。

 同商品の展示場として、29日にグランドオープンする「新・川崎展示場」

(神奈川県川崎市の新・川崎住宅公園内)に出展する予定という。

 「スマート・ワン カスタム ハイブリッド」は1階を鉄筋コンクリート造のWPC工法

(あらかじめ工場で製造された高品質な鉄筋コンクリートパネルを組み立てて、強固に一体化した箱とする工法)、

2・3階を木造軸組み工法の混構造で建てたもの。

 「鉄筋コンクリート」の持つ堅牢さや耐震・耐火性・耐久性と「木」の持つ自由性や

住み心地を併せ持つ安心・快適・経済的な住まいを提案する。

※プレスリリースより

 主な特長として、「木とコンクリートのいいとこどり」をしている点だ。

 木造と鉄筋コンクリート造、それぞれの特性を活かし住宅を建築する上で考慮しなければならない条例や制限に対応する。

 とくに崖条例の対象となり木造住宅では建築が困難な狭小宅地では1階の鉄筋コンクリート構造が

「流土止め壁」と認識されるため、敷地を有効に活用できる。

 道路斜線、隣地斜線、北側斜線制限などの諸条件に対しては、

上階が木造なので屋根形状を自由に変えることができ柔軟な設計を可能にしている。

 ほかに、WPC工法で使われるPCパネルの比重は2.4t/㎥とALC(オートクレーブ ライトウエイト コンクリート)鉄骨造や

木造住宅の壁材に比べ3倍以上の重さがあり、遮音性に優れている。

 この性能を活かし音楽室やシアタールーム等便利で多彩なアイデアを実現可能になった。

設置レイアウト図  ※プレスリリースより


 タイル貼り浴室を2階に設置できる点も特長だ。

 一般的に現場施工のタイル貼り浴室を木造住宅や軽量鉄骨造住宅の上階に設置する場合、

地震などの振動による建物の割れを原因とする漏水リスクを伴う。

 そこで、「スマート・ワン カスタム ハイブリッド」では揺れの少ない鉄筋コンクリートに浴室防水層を施工するため漏水リスクが低く、

浴室空間が上階へ設置ができる。

 製品概要は、建物本体価格が3階建て97.08㎡(ガレージ除く)で税抜き1812万円~。
 販売エリアは東京・神奈川 ・千葉・埼玉・茨城(一部エリアを除く)で展開する。

 同社担当者によれば「地価の高い東京、神奈川などの狭小宅地での3階建て、

または道路斜線や北側斜線などの規制が掛かる宅地が多いエリアでの販売を強化していきます」という。

 さらに「WPC工法で建てているメーカーのレスコハウスがグループ会社になって1年が過ぎますが、同社の

施工エリア、展示が拡大していけば販売エリアも拡大していきます。

両社のシナジー効果を生かした商品をもっと展開させていきたいです」と抱負を述べた。

 
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