家電制御盤を手掛けるグラモは10日、家電のリモコン信号を学習させることによって、
自宅や外出先からスマートフォン(iPhone/Android)で様々な家電をコントロールすることができる
家電製品制御装置「iRemocon」と連携するスマートロック製品「Glamo Smart Lock」を開発したと発表した。
大規模物件に対して導入・管理することを前提にしており、ハウスメーカー、
マンションデベロッパーなどの住宅関連企業向けに開発されたもの。
簡易交換型の従来のスマートロック製品とは異なり、大規模運用にも耐えるシリンダー交換型の強靭なスマートロック製品で、
「IoT」(モノがインターネットを通じてクラウドやサーバーに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み)と
高い親和性を持った製品だ。
「Glamo Smart Lock」はiRemoconと連携することで施錠・開錠に
連動して照明やテレビ、エアコンなどの家電制御を実行できる。
iRemocon経由で遠隔地からの施錠や施錠状態の確認が可能。
期限付きの複数のワンタイム錠の発行が行え、第三者に一時的に利用可能な鍵を発行することも可能。
セキュリティ面では、通信経路の暗号化やNFCカードの耐偽造性、筐体のメタル化等、
ソフト・ハード両面で強靭な設計を採用している。
「Glamo Smart Lock」を無理に解錠しようとしたり、
火事などによる異常な温度上昇を検知した場合、アラートを発し、特定の宛先に通知することができる。
iRemoconとの連携だけでなく、グラモの展開する分電盤設置型電力計測器や
スマートメーターとの連携などのHEMS機能、床暖房や給湯器との連携、
ECHONET Lite制御機器といった各種製品とつながることで、様々なニーズにワンストップで対応することが可能。
素材は室外側がメタル、室内側は強化プラスチックと強靭な構造になっている。