【問23】不動産売却相談会チラシの実施方法に関する問題|
不動産仕入れ営業(媒介受託)確認テスト

「売り物件の仕入れ」は、不動産売買仲介業には必要不可欠な業務です。しかし、この「仕入れ」業務をセンスや根性に頼らず論理的に考えたことがある人は多くはありませんでした。そこで、この連載では、不動産仕入れ理論の第一人者である不動産会社専門コンサルタントの梶本幸治さんと一緒に、仕入れを「理論」として学んでいきます。不動産仕入れについて必要な知識をクイズ形式で問います。よくわかる解説付きです。第23回目の今回は、相談会の集客に使えチラシ作成知識を考えましょう。(リビンマガジンBiz編集部)

画像=写真AC

【問23】不動産売却相談会の集客施策としてチラシを配布する際、当該チラシの作成方法及び実施方法に関し、誤っているものは次の内どれか。

1. チラシには「不動産を高く売る方法プロの秘策を公開!!」といったキャッチコピーの他、相談可能な物件の例を複数列挙(ex. 離婚による財産分与の為、売却を検討中の一戸建てマンション)し、チラシを手に取って頂く工夫を施す。

2. チラシのサイズはA4サイズで充分である。但し、紙質はやや厚手のものを用い高級感を演出したいところである。尚、チラシ原稿はPowerPointなどを用いて自社で作成し、ネット印刷を用いて印刷すれば経費削減にも繋がる。

3. チラシの実施媒体はポスティングを採用すべきである。新聞の購買者が激減している今、新聞折込チラシで不動産売却相談会の来場者を獲得する事は殆ど期待出来ない。

4. 自社で実施するチラシ以外にも、各市区町村が発行している広報誌「広報〇〇(市町村名)」などへの出稿も有効な広告施策である。

【正解肢】3

【解説】

1.(正)不動産売却相談会に限らず、全てのチラシは先ず、「手に取って貰う」為の工夫が必要となる。その為に本肢記述のようなキャッチコピーの記載や、相談可能な物件の例を複数列挙する手法は効果的である。

2.(正)弊社クライアントに対しては筆者(梶本)がPowerPointで作成したチラシ原稿(A4サイズ裏表)をお渡しし、それを各クライアントで自社仕様に修正し実施して頂いている。印刷に際しては少し厚手の用紙を用いているが、ネット印刷の利用により経費もある程度抑えられている。このような作成方法でも5000~6000部で1件の反響(相談会来場予約)を獲得できている為、本手法をお勧めするものである。

3.(誤)買いのチラシにおける媒体として新聞折込は殆ど機能していないものの、売却相談会開催告知用といった売りのチラシ実施媒体としては、まだまだ効果がある。肢2の解説で紹介した5000~6000部で1件の反響(相談会来場予約)という成果は、新聞折込広告で得られたものである。このことからも、新聞折込チラシで不動産売却相談会の来場者を獲得する事は殆ど期待出来ないとはいえず、本肢の記述は誤りである。よって、本肢が本問の正解肢となる。

4.(正)本肢記述の通り。「広報〇〇(市町村名)」へ記事広告を出稿する場合は、「広告」というよりも「公告(市町村等が広く一般に対しある事項を伝える事)」といった体裁を整える手法が有効である。

【参考記事】

・売却相談会開催チラシ|不動産売り求むチラシ作成講座(2020年03月25日公開)

・不動産売却相談会を開催する手順と準備|具体的不動産営業活動(2018年11月07日公開)

※本不動産仕入れ営業(媒介受託)確認テストは、執筆者である梶本幸治のコンサル経験・実務経験に基づいた不動産仕入れ理論で作成しております。本確認テストの正解肢以外の考え方や手法を否定するものではございません。

 
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