不動産売却前にリフォームするメリットとは?

 

不動産を売る時に見た目が綺麗だと買い手が付きやすいだろうと、リフォームを検討する売主が多くいるようです。特に、その不動産の売却金を住宅ローンの返済や次の不動産購入の資金にしようなど、予定を立てている方であれば尚更その思いは強いかと思います。

 

しかし、リフォームをすることで本当に売却の際に有利になるのでしょうか?まずはリフォームのメリットから考えてみましょう。

 

メリット

・見栄えが良くなるため、買手への印象が良くなる

・新築物件を希望していたけど、資金の問題で中古物件を検討している買主に喜ばれる

・買主にとって購入後のリフォームが必要なくなる

 

買い手が購入したいと思えるほど喜ぶようであれば、リフォームは売却をスムーズにしてくれるかもしれません。しかし、リフォームには高い費用がかかることが多いので、最新設備を備えたり、水回りの整備を行ったりするのは大きなリスクへもつながります。

 

リフォーム費用のかけ過ぎ注意!デメリットとは

 

続いて、デメリットにはどのようなものがあるか、考えてみましょう。

 

デメリット

・買主の趣味に合わなかった場合に印象が悪い

・リフォームしている期間は売却できない

・購入後にリフォームを想定している買主にはニーズが合わない

・リフォームにかかった金額を回収できるとは限らない

 

このうち、一番懸念しなくてはならないのが、4つ目のデメリットです。リフォームによって印象を良くすることはできても、リフォーム代金を販売価格にのせることで、相場よりも高額になってしまうと、買い手が離れていってしまう可能性が高くなります。リフォーム代金は回収できない場合もあることを念頭に置いておきましょう。

 

また、新築物件を探している買主と、中古物件を探している買主では、内覧時に見ているポイントが違うことが多いです。最近では中古物件を購入して自分でリフォームしたいという方も増えているようなので、そういった買主には内装が綺麗かどうかはあまり大事ではありません。それよりもリフォームではどうにもならない築年数を見ていたり、販売価格がより低い物件を探していたりすることが多いでしょう。


物件の特質や買主の傾向によって、リフォームをした方が良いかどうかは異なりますので、悩んでいる方は売却時に専門家へ相談しましょう。

 
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