不動産を探していたら、周りの不動産より安いものを見つけたら

ラッキーだと思う人もいると思いますが、

今回はその不動産価値が相場より安いときに

気をつけなければならないポイントを話していきます。

はじめに

不動産のみならず、ものを買うときには、

1円でも安い買い物をしたいと思うことから、

色々なお店で同じ商品の値段を比べて、商品を購入すると思います。

そのことから特に不動産においては、高額な買い物になることから、

様々な不動産を比べながら吟味をしていくことになります。

しかしそんな時、その地域の不動産相場よりも安いものをみつけた。

あなたならどうしますか?

ラッキーと思い購入を決断しますか?

そこで今回は、不動産が相場よりも安い価格で販売されていたときの

注意点ポイントを話していきたいと思います。

不動産価値が相場より安いときの注意

ポイント

事故、自殺などがあった不動産ではないのか

まずは相場よりも安い価格ならば、まずはラッキーという考えより、

疑いの目を向けましょう。

不動産が安い理由としてまず考えられるのが、

瑕疵物件でないかということです。

その瑕疵物件の1つとして考えられるのが、

心理的瑕疵物件です。

心理的瑕疵物件というのは、

火事や殺人などの事故が、過去にその土地や部屋で起きてしまった

不動産のことを指します。

もしその場所で事故や殺人があったとしたら、

なかには気にしない人もいるかもしれませんが、

大抵の人は、その物件を敬遠するはずです。

そのことから心理的瑕疵物件は、売れにくい不動産になってしまうので、

価格が下がります。

住宅自体に欠陥がないか

次に考えられるのが、上記で説明した瑕疵物件の括りの1つ、

物理的瑕疵物件である可能性です。

物理的瑕疵物件とは、

住宅の雨漏りやシロアリ被害、建物自体の傾きなど

住むのに物理的不都合がある物件のことを指します。

このことからこちらも、物理的瑕疵物件は、

敬遠されることが多く、不動産の価値が下がります。

土地が家を建てるのに適しているのか

上記の物理的な瑕疵の中に建物の傾きを挙げましたが、

この原因の多くが、軟弱地盤の上に建物を建ててしまっていることが、

挙げられます。

軟弱地盤の原因は、そこが元々沼地だったことや、

山を削って建てられた建物だということが原因に挙げられます。

更に現在、築地市場移転問題でも話題になっている土壌汚染も

当然、不動産の価値を下げる原因になるので、十分注意しなければなりません。

周りの環境は悪くないか

瑕疵物件の中には、その土地の区画内に直接関係ないものもあります。

それが環境的瑕疵物件です。

環境的瑕疵とは、工場などの排気や騒音、

周りに嫌悪施設がある不動産のことを指します。

当然、不動産としての価値も下がります。

このことからも周りに、どんな施設や建物があるのかも

把握するようにしましょう。

おとり物件ではないのか

これは住宅においては、まず見かけることがありませんが、

マンションなどでありがちな、おとり物件というものです。

おとり物件は、文字通りおとりで獲物を呼び寄せるものです。

不動産でいうと、売ることのできない(売るつもりのない)

好条件の不動産を用意して、お客を不動産屋に呼び込み、

他の不動産を勧めるというものです。

ここでは相場よりも価格が安い不動産はどうなのか、

ということを話しているので、価格が安い不動産のことを指します。

このことから不動産においては、

価格が安いマンションなどは、釣り物件であるのでは?

ということも疑っておきましょう。 

 
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