所有権など自分達が正当に与えられていると思っていた権利に対して後から思わぬトラブルが起こってしまった事例を話していきます。

 

所有権に関するありがちなトラブルとは?

 

不動産を所有することになるとその不動産を使用するための

様々な所有権などの権利を持っていなければなりません。

 

しかしその様々な権利を持とうとする中で

様々なトラブルが発生する可能性が十分考えられます。

 

そこで今回は所有権など自分に与えられた権利に関する

トラブルに関して話していきたいと思います。

 

 

所有権移転登記の際に発生するトラブル

 

所有権移転登記とは土地や住宅の売買や贈与、相続などによって

所有者が変更になった時に行う登記のことをそう呼びます。

 

この時に起こりがちなトラブルとしては通常、不動産の引き渡し当日に

不動産移転登記を行うのが一般的なのでトラブルが起こりにくいのですが売り主がなんらかの事情で当日に所有権移転登記ができず、

後日、改めて行うということがまれにあります。

 

この時、所有権移転登記がされないままとりあえずそのままにしておくと

当然、その間は不動産の所有権は売り主側が所有していることになるので

その間に他の人に売られてしまったりする可能性が十分考えられます。

 

まずはそうならないために引き渡し当日、

所有権移転登記が行えないことがわかったら、

後日に引き渡しを変更するなど

所有権を自分が持った状態で引き渡しがなされる状況を作りましょう。

 

無事住むことになっても思わぬトラブルは起こる

 

近隣との共有スペースに関するトラブル(私道)

 

上記のトラブルを回避して無事に不動産を所有することになっても

今度は近隣と所有権に関するトラブルが発生することも

十分考えられます。

 

そのトラブルのとして挙げられるのが共有スペース、

特に私道のトラブルです。

 

私道は、そこに隣接した不動産の所有者数人が

その場所の登記を細かく持っていて共同で使用している場合もありますが

中にはその私道を一人が所有している場合もあります。

 

そこでそれを知らず勝手に使用したり

その私道を舗装しようとすれば当然、トラブルが発生します。

 

この場合その私道は使えず回り道をしなくてはいけなくなってしまったり

通行料を支払ってくれと言われてしまうこともあります。

 

 

近隣スペースに関するトラブル(ゴミ捨て場)


次が近隣とのゴミ捨て場に関するトラブルです。

ゴミ捨て場は決まった区画の中の住人が使う

共有スペースではありますが自分がその区画に

入っているか否かということはそんなに考えず

家の近くにゴミ捨て場があるからと

自分もその権利が当然あると思い何気なく使用してしまうことがあります。

しかし蓋を開けたら自分がその区画に入っておらず

ゴミ捨て場というのはその区画内で

共同管理しているものなので使用できなくなり、

近くにゴミ捨て場がない場合は

渋々遠くのゴミ捨て場まで捨てに行くことになってしまいます。

 
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