誰もが知っている大きな公園から、子供の頃遊んでいた小さな公園まで、都内には膨大な数の公園があります。その公園の歴史や背景を調べてみると、ひとつひとつに興味深いエピソードや逸話があるようです。


今回は、JR「王子駅」南口近くに位置する「飛鳥山公園」をご紹介したいと思います。(リビンMagaZine編集部)

可愛いモノレールの正体は!?


(撮影=リビンMagaZine編集部)

ずっと気になっていた景色がありました。京浜東北線の王子駅を通りかかる度に、小さなモノレールがゆっくりと行ったり来たりしているのです。

あれは何なのだろう?小高い山になっていて、公園なのかな?と思っていました。

そう、ずっと気になっていたここは、飛鳥山公園でした!


(撮影=リビンMagaZine編集部)

京浜東北線の王子駅中央口を出るとすぐに、ころんと可愛い小さな飛鳥山公園のモノレール、通称「アスカルゴ」が迎えてくれます。

2分という短い時間ではありますが、無料で山の上まで連れて行ってくれます。子供達だけではなく、大人も思わず笑顔になる可愛いモノレールです。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

座席は6席。これならベビーカーや年配の方でも楽々ですね!アスカルゴは、この日も大活躍でした。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

短い時間ですが、上の方まで来ると見晴らしが良いです!


(撮影=リビンMagaZine編集部)

山頂に着きました!この飛鳥山公園は小高い山が丸ごと公園になっているという感じです。

日本最初の公園!歴史ある飛鳥山公園の歴史


飛鳥山公園の歴史は江戸時代までさかのぼります。徳川吉宗が享保の改革の一環で、行楽地として庶民に開放したのが、飛鳥山公園の始まりなのだとか。その後、明治6年に日本最初の公園に指定されたという、歴史ある公園です。

徳川吉宗が植えたという、600本の桜の木は今も都内有数のお花見スポットとして人々に愛されています。その他、つつじやあじさいなど、季節を彩る花達が訪れる人々の目を楽しませてくれます。

飛鳥山公園に流れる時間


(撮影=リビンMagaZine編集部)

 

少しだけ高さがあるせいでしょうか、東京の喧騒から離れ、静かでゆったりとした時間が流れています。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

何だか別世界のよう。木々に包まれている感覚は、公園というよりも山に来たという感じです。

レトロな遊具にSL、都電まで!飛鳥山公園児童エリア


(撮影=リビンMagaZine編集部)

のんびりした雰囲気の中、緑のトンネルを抜けると目の前に児童エリアが広がりました。広い!最近の公園では砂場や大型遊具なども見かけなくなりましたが、こちらは贅沢な広さです!


(撮影=リビンMagaZine編集部)

大きいお城です。滑り台の高さも十分あり、小学校高学年位まで楽しめそうです。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

滑り台を支えているのはゾウですね!珍しい滑り台に、遊びに来ていた子供達も大はしゃぎでした。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

児童エリアの端で、圧倒的な存在感を放っていたSL!こちらのSLは昭和18年に製造され、昭和47年に廃車になるまでの間、何と1,942,471.3kmも走行したそうです!194万2471.3キロ…月との間を2.5往復もできてしまう距離なのだとか。

沢山の人を乗せて、走り続けてきたのですね。「お疲れ様でした」と声を掛けたくなりました。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

SLと並んで存在感を放っていた、こちらの都電6080は昭和53年まで飛鳥山公園脇の、現在の荒川線を走っていた車両だそうです。レトロな雰囲気です。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

そのレトロな車両には、実際に乗ってみることが出来ます。昭和から平成へ。そんな時代の流れを感じながら、しばし腰かけてみました。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

江戸から昭和を駆け抜けた実業家、渋沢栄一の面影が残る渋沢庭園

飛鳥山公園の一番奥に、渋沢庭園が残っています。渋沢栄一は、江戸時代から昭和初期にかけて活躍した武士、官僚、実業家でもありました。何と500もの企業の設立や育成に携わった他、およそ600の公共事業や民間外交にも尽力した、日本経済の礎を築いた一人です。ここは、そんな多忙を極めた渋沢栄一氏が1879年に初めは別荘として、後には本邸として1931年に亡くなるまで愛した場所でした。


(撮影=リビンMagaZine編集部)

広大な芝生の庭の向こうに、洒落た洋館が見えます。この窓辺からの眺めに癒されていたのかもしれませんね。

渋沢庭園の近くには、渋沢栄一の博物館「渋沢史料館」もありますので、飛鳥山に暮らした偉人について興味を持たれた方はぜひ訪れてみて下さい。

また、渋沢史料館の隣には郷土風土博物館である「北区飛鳥山博物館」があります。こちらでは北区の成り立ち、古代人の暮らしや江戸時代における発展などが学べます。また、世界でも珍しい、紙専門の博物館である「紙の博物館」も並んでいます。

これらの博物館は「飛鳥山3つの博物館」として親しまれています。

飛鳥山公園で博物館めぐり、なんていかがですか?

博物館は月曜日休館となっていますので、ご注意ください!

【飛鳥山公園データ】

所在地:
〒114-0002 東京都北区王子1-1-3

交通:
JR京浜東北線王子駅中央口か南口下車すぐ

都電荒川線飛鳥山下車すぐ

問い合わせ:
北区 土木部道路公園課公園河川係
TEL:
03-3908-927
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