さて、今回はコラム第12弾です。

東京池袋。この街を歩いていると、本当にいろんなことを考えさせられます。

(・・・突然なんだよ。という話ですが。)

僕は、事務所を東京池袋に構えて、ここ数年はずっとこの街を歩いています。目に入る商業施設、裏手に入るとみえる夜の繁華街、そして、道に流れる外国語のアナウンス。

僕は、「行政書士/ファイナンシャルプランナー」として仕事をする上で決めていることがあります。


法律に則った対応をすること


ところが、現実社会においては、そうでもない一面も垣間見えます。そういうとき、「法律とは何なのか」、「コンプライアンスとは何なのか」を、ちょっとだけ考えさせられます。


これまで、不動産物件と「許認可制度」という視点で、あるいは、不動産物件と「外国人トラブル」という視点で、コラムを書いてきました。ですが、どうしても、「行政書士」等の、いわば法律に則って経営者の皆様をお手伝いする、という立場からは、堅い回答になることも少なくありません。

では、ちょっとだけ世の中をみてみましょう。

どうですか。

どうやら、「法律」だけで動いてはいない、「現実社会」という側面もあるようです。それはいわば、「法律」と「現実」の乖離といってもいいかもしれません。

冷静に考えれば、当然のことですよね。

昭和時代に出来た法律を、今でも(改正等はあれど)、使っていく。法の支配が根付く日本社会においては、当たり前といっては当たり前なんですが、当然ながら、「役所の判断」は、時として、現実離れしたものにならざるを得ません。

よく、昔は「お役所仕事!」、「お役所対応!」と、お役所に文句を言っていた気がしますが(笑)、今こうして振り返ってみると、その気持ちがわかる面も大きいわけです。

夜、事務所を出て、終電に向かう途中。

池袋の繁華街・風俗街の周りには、多くの外国人がたって呼び込みをしています。

「彼女達は、一体なんの在留資格なんだろう?」

などと、つい考えてしまうわけです。

ここから妄想にはなりますが、たとえば、「あのような仕事分野においては、適正に活動できない在留資格の外国人」だったとすれば、これはトラブルの種になります。もし、摘発等になれば、その店舗・物件には、たくさんの警察官、入国警備官がやってくるんだろうなぁとか。

こういうことは、日常茶飯事にみる光景です。

自分が、不動産業のオーナーだったら、どんな業種に、どんな防衛策を講ずるのか。どうしても考えてしまいます。「現実」と「法律」の乖離があるからこそ、それが、ひとたび「許認可申請」という公の舞台(ステップ)にあがったときに、それまで息を静めていた「コンプライアンス」の真価が問われます。

日本の法律は、ややこしい。複雑化しすぎ。

でも、一方で、「複雑化させてしまう」ような「法律と現実の乖離」が、今の世の中をつくっているようにも思えます。

今後は、その最前線といってもいい「旅館業法」、「民泊」などについても取り上げていけたらと考えています。

(第13回につづく)

 
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