弊社のお客様は個人法人問わず、不動産投資家様のみとなっています。

そんなお客様の1人で、収益不動産所有法人をお持ちの方がいらっしゃいます。

その方が今回、借り換えを検討されていらっしゃいました。

現時点での物件のスペックは、下記の通りです。

物件価格:4億9000万円 (ただし、土地は先祖代々のもので、相続で引き継がれていました。)

所在地:東京都

築年数:2年6か月 →平成26年8月(新築)

構造:RC(鉄筋コンクリート造)

用途:1階が店舗、2階から8階までが住居

 

当初の借入の状況はA銀行から次の条件で借りています。

借入金額:4億9000万

借入期間:30年

返済方法:元金均等

金利:1.55% 10年固定

そして、現在の残債が4億5000万ほどになりました。

このマイナス金利の状況下で、1.55%の金利から引き下げてもらいたいと思うのは

当然のこと。

どの銀行に打診していこうか考えた結果、すでに借りているA銀行とメガバンクのB銀行に決定しました。

ただ、10年固定金利の設定であったため、もしB銀行に借り換えとなった場合には

A銀行に違約金を払わなければなりません。

その違約金は残債金額×2%となります。

そのため、4億5000万×2%=900万の費用がかかります。

さらに、抵当権の再設定に諸費用が200万ほどかかることもわかりました。

合計で1100万円の費用が、借り換えるだけで発生するわけです。

ただ借り換えるだけで、1000万ものお金がかかるくらいなら、現在借りているA銀行にあたってみて

金利を下げてもらえる方がよっぽど賢いということになり、

早速A銀行にアポイントをとりました。

顧問先様のご希望もあって、顧問税理士である私も同席することとなりました。

そこで、A銀行に借り換えの相談をしに行く前に、仮にA銀行で借り換えられた場合、

何パーセントになるといくらのメリットがでるかを計算してみました。

具体的にいくらのメリットが出るかは次回のコラムでお話ししていきますね。

 
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