新築の収益物件を建てるにあたっては、まず土地から購入し、請負工事契約を締結して建物を建てていきます。その際に、建物の設備で必ず考える一つとして給水設備があります。

この給水設備を整えるにあたり、給水方式を選択できる場合があります。その給水方式には「貯水槽水道方式」と「直結給水方式」の2種類があり、使用用途、給水高さ、所要水量、維持管理等に応じていずれかの方式を選ぶことができます。

例えば東京都では、建物の4階以上に設置する場合は、「直結給水方式」又は「貯水槽水道方式」を選択できるのです。


今回は、貯水槽水道方式の仕組みとメリットデメリットについてお伝えしていきます。


☆仕組み 

貯水槽水道方式とは、水道の水をいったん受水槽にためて、その後ポンプを使って、屋上の高置水槽へくみ上げ、自然流下により給水する方式です。なお、受水槽もしくは高置水槽の片方だけを設置する場合もあります。

☆メリットデメリット

「貯水槽水道方式」

メリット:

  貯水槽に水を貯めることができるので、その水がなくなるまで災害や水道工事等による断水が発生しても水を利用することができます。

  加圧、増圧ポンプの利用で高層の建物であっても利用可能です。

 

デメリット:

  貯水槽は寿命があり、通常25年程度で寿命が来て取替えが必要です。

② ポンプの稼働が止まらないように定期的な点検管理が必要です。

  直結給水方式に比べると貯水するので、その分の水質劣化が生じます。

  水質維持のため受水槽(貯水槽)の管理・点検・清掃が必要です。

 (水道局では、貯水槽の清掃や水質検査は行ってくれませんので、保健所又は民間の水質検査会社に検査を依頼して下さい。

  法的に定められた1年以内ごとに1回の水質検査及び清掃を実施すれば安全です。

  検査や清掃を外部に委託した場合の費用も3万~10万くらいのようです。


次回は、直結給水方式の仕組みとメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

 
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