DXで解体業界に新たな価値を

自宅を解体したいユーザーと解体業者をマッチングするメディア「解体の窓口」。運営するバリュークリエーション(東京・渋谷)によると、1200社以上の解体業者が加盟しているという。

画像提供=バリュークリエーション

バリュークリエーションが考えるサイトの価値とはDX(デジタルトランスフォーメーション)で解体業界に新たな価値を届ける、というもの。解体業界には多くの問題が山積している。空き家問題や高齢化によって、家屋の解体工事の需要は増している一方で、解体業全体が職人不足であり、従事者の高齢化が進んでいる。ネット集客ができずに、利用者とのミスマッチがある。

「多くの人にとって、解体工事は一生で一回くらいしか経験しません。解体事業者の探し方すら知らないなか、業者側のネット対応は圧倒的に遅れており、情報が足りません。そんな中で当社のサイトで手軽に複数の解体業者を探していただき、喜ばれています」(バリュークリエーション 担当者)

現場の立ち合いや、紙でのやりとりの多さなど、アナログ業務がまだまだ多く残るなか、これまで、デジタルマーケティングの力で多くの業界に新たな価値を提供してきたバリュークリエーションが、解体工事業界にも新たな風穴を開けるべく、取り組んでいるのだ。

「実は、かつて運営していた一括査定サイトはうまくいきませんでした。我々にとっては、苦い経験でしたが、結果としてユーザー、業者、そして当社の3者にとってよりよい仕組みを作れないか、と考えるきっかけになりました。ミスマッチを減らして、よりよい出会いになるように工夫を重ねることで、今では媒介契約獲得率が30%という結果が出ており、 不動産仲介業者にとっても成約確率の高いお客様の対応にリソースを割くことができると喜ばれています」(バリュークリエーション 担当者)

現場の声を聞きながら、毎週のように細かい変更を加えている。提携する事業者の数を増やしながら、ユーザーの満足度を高めることを目指している。

「ビジネス全般において言えることですが、ユーザーの求める水準は高くなるばかりです。これから事業者サイドの担当者1人1人に求められる内容は、ますます広く、より複雑になっていくと感じています。その中でいかに選択と集中をするか、特に限られたリソースの投下ポイントが重要になるはずです」(バリュークリエーション 担当者)

複雑な集客は「解体の窓口」に任せて欲しいという。

バリュークリエーション社のサービスについてはこちらからも詳しい情報をご覧いただけます

 
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