非正規雇用の増加が問題となっています。

では非正規社員は住宅ローンを組むことができるのでしょうか?

さまざまな雇用形態について考えてみました。

非正規雇用が社会問題となっている現代。

企業の多くは非正規社員の割合が高くなってきています。

では非正規社員って住宅ローンを組めるのでしょうか?

その答えは、可能。

銀行によって基準はさまざまですが、非正規者員で住宅ローンを組むという人は年々増加しています。

しかし銀行側からすると、もちろん返済できそうな人にしかお金を貸したくはありません。

そのためやはり安定している収入があるかどうかは重要なポイントとなります。

○同じ非正規社員でも3つに分けられる

非正規者員というのは3つに分けることができます。

派遣社員と契約社員、そしてアルバイトやパート。

この中で一番住宅ローンが組みやすいのが、企業ではなく派遣会社と契約を結んでいる派遣社員です。

派遣社員は1年以上同じ勤め先に勤務していれば、正社員と同じように住宅ローンを組むことができます。

勤めている企業が大きいほど、審査も甘くなります。

契約社員も勤続年数が3年ほどあれば、住宅ローンを組むことが可能。

ではなぜ派遣社員と契約社員で、住宅ローンの組みやすさが異なってくるのでしょう?

それは勤めている企業に何かあった際に、契約社員は職を失ってしまうことが多いからです。

派遣社員の場合、他の企業に派遣されるのでそれほど収入には影響が少ないでしょう。

○フラット35も検討してみよう

どこの銀行でも住宅ローンを組むのが難しいのが、アルバイト、パートという雇用形態。

ではアルバイト、パートの人は諦めた方がいいのかというと、そうではありません。

フラット35なら雇用形態を気にせずに申請することができるので、一度検討してみてはいかがでしょう。

ただし継続的な収入があるというのは、最低の条件となります。

○返済に困らないように慎重に

このように非正規社員でも住宅ローンは組める、と言っても正規社員の場合と比較するとどうしてもその条件や審査は厳しくなってしまいます。

それは銀行によっても違うので、詳しく調べてみる必要があるでしょう。

また住宅ローン以外の借り入れが多いとなると、審査も厳しくなってしまいます。

クレジットカードやカードローンでの借り入れをなるべく減らすようにするというのが、審査が通りやすくなるポイント。

非正規社員で住宅ローンを組む人は増加傾向にありますが、返済に困るという人も実は少なくないようです。

無理をせずに物件のランクを下げたり、定年退職時にはきちんと返済できるように借り入れる金額を考えて組むようにすることが大切。

住宅ローンが組めたということは、同時に返済していく生活がスタートするということ。

そのことをしっかり肝に銘じておきましょう。

 
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