近隣の似たような物件や同じマンション内の物件。

そんな競合物件が多く売りに出されているとマンションの売却は思うようにいきません。

売れないという最悪な結果にならないためにどうすれば良いのでしょう。

売れない理由はもしかして競合物件が多いから?

売却したいマンション自体には大きな問題もない。

それなのに、なかなか買い手が見つからない。

その原因はさまざまなことが考えられます。

立地条件や物件の良し悪しもあれば、仲介を依頼している業者が思うように動いてくれないなんてこともあります。

他には競合物件が多いというのも、よくあるケース。

買い手の立場だとして、もしも同じ地域に、似たような物件が多数あるとどうでしょう。

多くの選択肢の中から、誰もが一番お得なマンションを選びたいと考えるはずです。

同じマンションに競合物件があればなかなか思い通りにいかない

特に気になるのが、同じマンション内に競合がいるという場合。

もしも同じマンションの物件が買い手を募集しているとなると、どうなってしまうかをイメージしてみてください。

どれだけこちらが希望する値段があろうと、それを提示することは難しくなるでしょう。

なぜなら同マンションの他の物件が出している価格が基準となってしまうからです。

さらにその競合物件になかなか買い手が見つからず、価格を下げるなんてことになれば、もちろんこちらの価格も自ずと引き下げる必要が出てきてしまうのです。

また現在だけではなく、同じマンション内の物件が売りに出された前例があれば、そのケースが大きな参考材料となります。

戸数の多いマンションには、売却しようとしてもこのような問題が出てきます。

競合の多い場合はどうするべきか

まずやるべきなのは、自分が売却したいマンションの競合物件を調べること。

そして望んでいる額が基準と比較してどうなのかを考えてみましょう。

もしも近隣の似たような物件や、同じマンション内の物件が売りに出されている場合は、少し様子を見て売却する時期を待つというのも、より高い価格でマンションを売るコツとなります。

しかし、常に競合物件が多いという場合はいつまでも売り出すタイミングが見つかりません。

いったいどうすれば良いのでしょう。

高く売りたいという一心でなかなか価格を下げられずにいると、いつまでも売れ残ってしまうなんてことも少なくはありません。

また売却するまでの期間が長引くほど、必要経費もかかり同時にマンションの価値も下がっていきます。

競合物件が多いという事実を受け止めて、限界まで価格を下げて早めに売り出すということも検討してみてください。

常に競合物件の多い地域というのは、今後もこの状態が続く可能性が高く、さらに増えていくこともあるかと思います。

どれだけ値下げしても一向に買い手がつかない。

そんな状況にはまらないためにも、できるだけ早く売るための対策を考えるようにシフトチェンジする必要があります。

 
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