こんにちは、

相続士・ファイナンシャルプランナーの

澤田朗です。

昨年、提携している税理士さんからの依頼で、その税理士さんのクライアントの土地評価の簡易測量と現場調査を行いました。場所は東海地方にある人口5万人ほどの地方都市で、現場は最寄りの高速インターを降りて20分ほど走ったところにありました。インターからほど近くに大きな国道が走っていて、その周辺は整備されていて大型店舗なども見受けられましたが、少し車を走らせると田園風景が広がり、また整備されていない道路や土地も見受けられ、昔ながらの姿が残っているのどかな景観が目に入ってきました。

クライアントの土地もこのような街並みの中に位置していて、今回は次の3箇所の土地について調査・測量を行うことになりました。①ご自宅。ブロック塀に囲まれた500坪ほどの敷地。ご自宅の他に蔵、息子夫婦の自宅、畑などがありました。②アパート2棟。③駐車場。

事前に資料を入手して情報を集めていたのですが、クライアントの土地を公図上で確認したところ、対象地のである③駐車場の周りに等高線のようにぐるぐると巻かれた線がありました。等高線とは、地図上で山のかたちなど土地の高低を表す方法で、天気予報の気圧配置図で台風を表すものにも似ているでしょうか。また、ご自宅の敷地は東西に長く伸びている形をしているのですが、その東西のほぼ中心に、縦に南北に2本の線が並行に走っていました。

おおよその予想はついていましたが、現場で確認をしたところ駐車場の周りに巻かれていた線は「赤道(あかみち)」と「水路」、ご自宅の南北に走る線は「水路」でした。道路と駐車場の間には順番に「あぜ道」「水路」「あぜ道」が存在し、ご自宅の敷地はほぼ半分に水路で分けられていて、水路に架けられた橋を渡って、東西の敷地を行き来するといった現状でした。

余談ですが、その水路の水はとてもきれいでした。12月中旬の現場でしたので、さすがに手を付けたりしませんでしたが、もし夏に行っていたら調査の途中で飲んでも大丈夫だと思えるくらい透きとおったきれいな水でした。現場調査・簡易測量は1年のうち数か月を除いては案外過酷です。この冬の時期は外にいるだけで体の芯まで冷えますし、この現場の当日は雨や雪は降りませんでしたが1日曇り空で、約2時間ごとに暖を取るために休憩を取りました。7月から10月の初めくらいまでは逆に暑さで大変ですし、梅雨の時期は雨で大変です。良い環境の時期は春先と秋口くらいといったところでしょうか。このようなことを言っては、お仕事で現場作業をされている方に怒られてしまうかもしれません。

次回は、「赤道」と「水路」についてお伝えしたいと思います。

 
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