訳あり物件専門家 白石 麗花です。
きれいな夜景に見とれているときは
思考が止まり瞑想状態が起こると言われていますが
今の生活に変化が起こるとストレスになり、
ストレスによる高血圧や食欲不振、不眠症など
出来事が直接、自律神経を失調させるのではなく
その出来事によって不安な感情や今までとは違う生活環境に対する
不安な未来を予測した時点で不調をきたすようになります。
女性が自立する現代でも女性のお悩み事で多いのは
ご主人の浮気で
最初は浮気レベルだと思っていたのが
子どもができた。と聞かされた奥様の心理的ショックは
想像を超えるものがあります。
こういう時は夜景を眺めても思考は止まらず
涙も止まらずで
気分転換してもらおうとしても大変難しいです。
実際に外に子どもができたという相談は多く
最初のうちは
まさか産まないわよね。
と思って冷静に夫と話し合いを持ちますが
夫が外に子どもができた話を奥様にするときは
大概、産むことになる。
といったケースが多いようです。
「絶対に離婚はしない。」
最初のうちは奥様は必ずそういいますが
45秒に1組結婚し 124秒に1組が離婚すると言われている時代
相手の女性がお子さんを生んだ時から
奥様の気持ちはご主人から離れ
当然ながら今後のご自分の生活を考えるようになります。
これは、女性ならではの逞しさだと思う瞬間です。
相談を受けた時、絶対に離婚はしないと決めていた相談者も
何回目かにお会いする頃には親には迷惑はかけたくない
という相談に変わっていきます。
土地が親の土地で家屋が離婚しようとしている夫名義で
残債が3,000万あるんですがこのまま私と母はここに住む
ので夫には優先的にここのローンは払ってもらわないと困る。
そう主張した奥様にご主人の収入をお聞きすると
新しく命が誕生したばかりの家庭と今の生活を維持するだけの
金額には及びません。
このケースは彼女の親が経済的支援をするということで
奥さんの親御さんには迷惑をかけない
ということで話は一見収まりました。
子どもを認知するのはいいが絶対に離婚はしません
と奥様は相手の女性と会って想いを伝えましたが、
その時に同席した彼女と彼女の姉の口からは
申し訳ありません
といったセリフは一言もありませんでした。
ご主人から奥様の話を聞いての反応だとは思いましたが
貫くことの潔さが彼女にはみられました。
訳あり物件、事故物件のいきさつの大半は
経済的な思考の行き詰まりか健康面、精神面への
ダメージからの行為や事象が多いので
今回は奥様の心的ショックからの
頭痛と腰痛、吐き気やめまいといった症状に苦しんでいました。
が、それ以上に心労がかかったのはお母さんにこの話をしたら
母はきっと死んでしまうほどにショックであろうということでした。
奥様はひた隠しに母親に自分に起きていることを
隠していましたが
夫が荷物を運び出す直前に打ち明けました。
母親にこの話をした後、母親はショックで入院することに
なりました。娘婿と一緒に生活してきたわけですから
相当なショックがあったようです。
先祖から引き継いできた土地の維持が困難にあるのではないか
という不安と
娘が離婚するというショックでしばらくは静養が必要でした。
訳あり物件、事故物件になるいきさつには
離婚や親子間の紛争が原因となることが非常に多く
相手に対するマイナスな感情が体調不良を増幅させます。
人生にはいろんなことが起こりますし
そんな時、相談する人がいるのかいないのかで
その先の未来が変わります。
自分には起こりそうにもない他人事のようですが
いろんなことに巻き込まれ人は生きています。
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