住宅を高く売りたい場合にはコツがあります。不動産仲介業の仕組やどんな業者だと安心して任せられるのか、業者の言いなりにならずに自分主導で、そして高値で売却するにはどうすればいいかを学びましょう。

シリーズ目次

1回 不動産仲介の仕組

2回 不動産業者に買い取ってもらうことのメリット・デメリット(当記事)

3回 不動産仲介業者の選び方

4回 不動産仲介の契約の仕方

5回 査定価格の見方・シリーズまとめ

1.不動産の買取業者が利益を出す仕組み

買取業者が住宅を仕入れて売却するまでの流れは以下の通りです。

   査定

査定は

「売れる金額」-「諸費用(買う時、売る時)」-「買取業者の利益」-「リフォーム代金」=査定価格

という計算をします。

物件によって、不動産業者によって違いますが、査定価格は「売れる金額」の6~8割程度です。

   買取価格決定⇒買取

査定価格はある程度のマージンをもって計算しています。必ず交渉をしましょう。また仲介で売却した場合にはいくらになるのかも質問して買い取ってもらうか決めるようにしましょう。

交渉後お互いが納得したら買取価格が決定し買取の手続きが始まります。

   リフォーム

リフォームは基本的に買取業者が行いますので売る方が気にする必要はありません。買取業者は利益を出すため継続的に同じ内外装業者に発注してコストを下げています。したがって一般の人が業者にリフォームをお願いするよりかなり安価で済みます。

   売却

リフォームが済んでから売り出しが行われます。しかし、順風満帆にすぐに売却できるわけではありません。きっちりとリフォームをして見栄えを優先することで同じ築年数の近隣の物件より高く売り出さざるを得ないことがほとんどだからです。これも見込んで買取価格を決定します。つまり、この間の経費も買取価格に反映するのです。

2.買い取ってもらうことのメリット

買い取ってもらうことのメリットはスピードです。買取業者とは基本的には買取価格に合意すればすぐに売買を成立させることができ、お金もすぐに受け取れます。何か喫緊にお金を使う予定がある場合には大変便利な仕組みです。

仲介と買取を比較する際にはスピードが必要かどうかを検討することも必要です。

3.買い取ってもらうことのデメリット

デメリットはこれまで見ていただいたように相場よりも安価な買取価格にならざるを得ないということです。

4.まとめ

仲介と比べて買取は相場より安価な買取価格になるものの、早期の売却を実現することができ、仲介のようになかなか売れずに焦るという想いをしなくても済みます。そのご家庭の事情や物件の状況によってどちらが良いとは言えませんが、メリット・デメリットをしっかり比較検討してどちらの手段が良いか選択してください。

 
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