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(2)いざ独立へ

今、この記事をお読み頂いているあなたは、私と同じ不動産業界でお仕事をされている方でしょうか。それとも不動産業界への就職を検討されている方でしょうか。

今まで「不動産営業 独立大作戦」をお読み頂き誠にありがとうございます。

これまで全16話を通じ、不動産業界における「独立」をテ-マにお話しさせて頂きましたが、お読み頂いた感想は如何でしたでしょうか。

正直なところ、以前から取り扱いたかったテ-マではありますが、執筆中は色々と思いを巡らせ戸惑いもありました。独立といっても私自身、人生で一度しか経験がないわけですし、他の方の独立に対する思いや心の葛藤までは推し量れるものではありません。

本文にも記載しましたが、私の場合、任意売却、相続、離婚による財産分与など不動産業のなかでも専門性の高い分野を得意にしており、独立に際しても自らの得意分野における動きに徹しました。

不動産業界という広範囲の世界で、これから独立を夢見る人の大切な目標を、私の経験論だけで語ってしまってよいものかという戸惑いが常にありました。

しかし、執筆を進めるなかで、私の心に大きな変化が現れ出しました。

私の記事を読まれた方からSNSなどを通じ、「自分は賃貸の世界しか経験がないけど売買も勉強しようと思いました」「今まで日々の業務で精一杯、自分自身のウリが何かなんて考えたこともなかった」「自分でも独立できるんじゃないかと思い始めました」等々、本当に有り難いお言葉を頂く機会が増え始めたのです。

独立に対する思いや動機、活躍する世界が違っても、独立までに歩むべき「道」、大切にすべき「心」は同じである。

これが読者の皆さまからの貴重なお声を聞いたことで、気付きが得られた結論です。

 

最後にあなたに伝えたいことがあります。

不動産業界は厳しい世界です。独立は言葉でいう程、簡単なことではありません。強い逆風に遭って不安に押し潰されそうになるかも知れません。連載を通じてお話したようには、全てが「格好良く」独立準備を進められない時もあるでしょう。

しかし、自信を持ってください。あなたの独立に対する思いが本物であれば、必然的に風が吹き、その時はやってきます。

本当の「格好良さ」は、その後のあなたの「生き方」で決まるのです。

私の「不動産営業 独立大作戦」をお読み頂いた1人でも多くの方が、独立を実現し成功を手にされることを心よりお祈り致します。

                               

※池田浩一さんの「不動産営業 独立大作戦」は今回で終了します。

 過去の連載記事は下記から読むことができます。(リビンマガジンBiz編集部)

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