「不動産営業 独立大作戦」 池田浩一

「いつかは独立」と考える不動産会社の社員は多い…

しかし、何の考えもなしに独立できるほど甘い世界ではない。

成功するためには社員であるうちにできる準備をこっそりしておこう。20年以上不動産会社を経営している池田浩一氏が社員のうちにやっておくべき独立までのノウハウを伝授する。

今回は独立時に必要な資金についてだ。(リビンマガジンBiz編集部)

画像=写真AC

<いざ独立へ>

連載最終話です。お世話になった会社への報告、そして独立を夢みるあなたに贈る「私の言葉」です。

 (1)会社への報告

   

いよいよ会社に報告する時がきました。これまでお世話になった会社に独立の報告をすることにより、心の中での「思い」だったものが、責任を伴う具体的な「行動」に変わる瞬間です。あなたにとっての本当に大切な「最初の一歩」です。

報告する順序は直属の上司から代表者、そして同僚、後輩、部下という流れが理想的でしょう。報告の場では、独立に対する意志の固さをしっかりと伝えてください。次に主力業務や活動地域など具体的な事業計画を説明します。

そして一番大切な点は、これまで会社で学んだきたことをどのような形で社会の中で役立て世の中に貢献していくのかという「展望」を説明することです。この部分が、あなたを育ててきた会社にとって最も関心のある内容なのです。

あなたが会社にとって大切な人材であれば、引き止められるかもしれません。しかし、あなたのことを本当に理解してくれている会社であれば、あなたの固い決意を受け止め、あなたの将来に対する適切な助言をしてくれるはずです。助言の中にはあなたの独立後の計画に対する詰めの甘さやあなたの短所など耳が痛い内容もあるかも知れませんが、どんなに厳しい指摘であっても素直に受け止めるように努めてください。溢れんばかりの情熱と希望に包まれたあなたには理解できないことや認めたくないこともあるかも知れませんが、何れあなたにも理解できる日が来ます。独立後はあなたも1人の経営者です。

あなたのことを真剣に考え助言してくれる存在は殆どいなくなります。どれだけ辛く苦しい時でも常に自分で考え行動しなくてはいけません。私も独立から20年程経ちますが、上司からの最後の助言は今でも心の支えになっています。

報告の最後に、これまでお世話になった会社に対する感謝の気持ちをあなた自身の言葉で伝えてください。ここがあなたの独立へのスタ-トラインです。

2ページ目:最後に伝えたい言葉…

 
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