こんにちは!社長さんたちの資産を分散投資するお手伝いをしています、Office withU代表の早川ゆうきです☆
今回は、実際に私の知人に起こったリフォームの悲しいお話です。
売却前に修繕を、、、
長く過ごした一軒家。子供たちも独立し、2人では管理が大変だということで、売却を決意したご夫妻。
もともとは、いつか賃貸に出そうと考えて過ごしていたため、物件の状態はとても良かったのですが、
それでも20年あまりを過ごした家には幾つかの傷や色あせがありました。
そこでリフォーム会社に連絡し、修繕の相談をしたところ、
室内のリフォームと、外壁の塗り替えも提案されたそうです。
ちょうど年末だったため、年内の着工であれば2割ほどお値引き出来ますよ。
という言葉につられ、慌てて契約をしたご夫妻。
契約後、業者さんは約束通りきれいに外壁を塗り直してくれました。
そして、その後、世間話の中で私にその話をしてくれたのですが、、
あぁ、どうして契約前に連絡をくれないの〜(つД`)ノ
と、いつもながら心の中で叫んでしまいました、、、
台風や地震による建物の損傷は、小さなものでも保険がおりる!!
この事実、意外とご存知でない方も多く、実際に申請する方はほとんどいません。
もちろん、経年劣化は申請対象外ですが、
台風や地震など、原因が特定できる震災による物件の損傷は、
どんなに小さなものでも保険の申請対象になるのです。
※経年劣化まで震災による損傷と申請することは違法です。
それを行う専門業者さんもありますので、お気をつけくださいね^^
「だけど、うちにはそんな傷は見当たらないし、、、」
という方も多いと思いますが、
実際に申請対象だと思っていなかった方の中にも、
50万円、100万円と驚きの保険がおりるケースが多々有ります。
多くの業者さんは、申請をおろす為の調査をし、
もし申請が下りたらその保険金全額をその箇所の修繕に充てようとしますが、
実際にはそのお金は、修繕してもしなくても良いお金です。
もし、今回のご夫妻の場合であれば、どうせ外壁を塗り直すのであれば、
今回の保険金をその費用にあてれば良かった、ということですね。
そもそも、本当に修繕は必要だったのか?
買い手をつけやすくするために修繕が必要なケースは確かにあります。
しかし私が気になったのは、リフォーム業者さんが契約を急がせたことです。
リフォームに限らず、例えば株を買いたい時に銀行さんに相談すれば、
優秀な営業マンである銀行員さんから、本当の優良商品よりも
彼らにとってメリットのある高手数料案件を紹介されるのは有名な話です。
それと同じで、リフォーム会社さんにとっては、もちろんご自分たちの仕事である修繕を提案しているだけですから、
少ないよりは多めに提案するのは立場上当然のことです。
もらえたかもしれない保険は申請せず、修繕自体は本当に必要だったのか疑問が残り、、、
塗り直してしまったので、今から申請することもできません。
これでは、あんまりですよね。
不動産の修繕や売却は大きなお金が一度に動きます。
これから売却の準備に入られる方も、個人で判断したり、営利関係にある業者さんの提案を受ける前に、
一度詳しい方にご相談されることをオススメします^^