新築住宅・中古住宅の定義を確認

品確法に定められている新築住宅とは、新たに建設された住宅で建築工事完了日から1年以内かつまだ誰も入居したことのない住宅のことを指します。つまりこれに該当しない住宅は、すべて中古住宅に定義されているわけです。定義は“かつ”なので、誰も入居したことがなくとも建築工事完了日から1年が経過した住宅は、中古住宅に該当するようになります。ちなみに建築工事完了日は、建築検査済証に記載された日付を基準とします。

新築住宅のメリット・デメリット

最新の住宅・設備が手に入ることや初期メンテナンス費用がかからないことは、中古住宅にはない新築住宅ならではのメリットです。長期ローンを組むことができたり、税制優遇措置があったりという金銭面のメリットもありますね。その一方で、中古住宅に比べて圧倒的に価格が高いため、選択肢が狭くなりがちというデメリットがあります。

中古住宅のメリット・デメリット

新築に比べて価格が安い・完成状態を見て購入できる・売り出されている物件のレパートリーが多いため選択肢が非常に広いことが中古住宅ならではのメリットです。ローンや融資額に制限があったり、仲介手数料がかかったりすることは新築住宅にはないデメリット。物件によっては、初期メンテナンスが必要な場合があるのでよく吟味しましょう。特に昭和56年6月以前の住宅は、旧耐震基準に基づく住宅ですので、耐震改修が必要な場合があります。

中古住宅購入者が増える理由は?

先に述べたように、新築住宅に比べて価格帯が安いことが大きな理由です。また中古住宅(ストック建築)があふれる現代で、「まだ使えるものがあるのに、新しいものを建てるのはもったいない」というエコな精神をお持ちの方が、購入に踏み切っているようです。中古住宅を購入した後、気になる個所をリノベーションすることで、初期費用を抑えつつ自分たちの望みを叶えるという人たちが増えたことから、中古住宅購入者が増えていると言われています。

 
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