管理費や修繕費でマンションを選んでない?

マンションを購入すると決めて物件を選ぶ際に、管理費や修繕積立金の安さを重視して購入する人が多いといわれています。たしかに、駐車場や管理費、修繕積立金というのは、月々のローン返済に加えて、ダイレクトにダメージを与えてくるので、できる限り安い所がいいと思う人も多いでしょう。でも本当にその選び方で問題ないのでしょうか?特に修繕積立金については注意が必要です。

数年後に修繕積立金が大きく値上がりすることも

修繕積立金というのは、マンションを維持するための大規模修繕などの費用をあらかじめ見積もって世帯ごとに毎月積み立てていく修繕費用です。この修繕積立金でトラブルが起こることが多いです。マンションを販売する際には、当初修繕積立金が非常に安くなっていることがあります。そして、5年、10年と経過したときに修繕積立金の改定が行われるのです。これは、当初マンションを購入するときに値段を安く見せるために行われている場合もあるといわれています。また、このようなことをしていなくても、そもそもの修繕費の見積もりが甘かったことから、いざ大規模修繕をするときにお金が足りず、追加徴収されることになるというトラブルもあるようです。こういったことを防ぐためにも、あらかじめ購入予定のマンションの今後の修繕計画などを確認しておくようにしましょう。

修繕費の見直しを行うことも可能

マンションの管理というのは、最終的には住民が主体となる管理組合によって運営されていきます。マンション建築当初の長期修繕計画というのは、マンション建築時の見通しに基づいて決められたものです。ですので、補修の目安や点検の目安を見直したり、大規模修繕などの見積もりの取り直しなどを後から行うことができます。こういった計画の見直しによって修繕費を大きく抑えられた事例もありますので、住民同士でいろいろと相談をしてみましょう。そうすることで、修繕積立金が足りないなどという状況を避けることができるかもしれません。

 
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