大地のエネルギーである気は、風によって飛ばされ水に集まる性質があります。
その為、ビルエントランスは気の入口であり風水では「気口(きこう)」と称し重要視致します。
そして気口から入った気は、一旦、エントランスがある同じフロアの幾何学的中心に集まります。
この気の性質は、極めて水の流れと似ていて、流体工学の分野でも研究が進んでいますが、簡単に説明させて頂ます。
最近良くホテル等でもバイキング形式のレストランサービスが増えてきましたが、
そんな中、スープの具をレ―ドルですくいあげるときに困ることがありませんか?
上手に具を確保することが出来ないという難儀です。
そんな時、簡単にすくい上げる方法が、スープをかき混ぜる方法です。
二三回大きくぐるーと廻すとスープ全体が廻り、具が鍋の底中央に集まってきます。
勿論、他の人が並んでいる場はマナー違反になりますので注意が必要ではありますが、お試し下さい。
この様な現象が起こる原理ですが、鍋の底に近い所では、粘性のはたらきによりスープの回転速度が遅くなっています。
その分だけ遠心力が小さくなります。一方、底から離れた上層部では、粘性のはたらきが弱く、速く回転しています。
そのため、底の水よりも大きな遠心力がはたらきます。
回転している鍋の中では遠心力により外側ほど圧力が大きくなっていますが、
底では遠心力が小さいため外側の高い圧力に押されて内向きの流れができます。
その流れは中央で上昇し、上層部で外向きに、側面に沿って下がり、循環することになります。
全体の流れとしては回転しているのですが、この流れと垂直な方向の流れの成分ができたことになり、
このような流れを二次流れといいます。具はこの二次流れによって底の中央に集められます。
実は、これと同じ原理で大地のエネルギーである気も絶えず流動し動いていますので、
隔離された建物内では、エントランスのある中央に集まり分散するという動きになると考えられています。
そこで、ビル経営に重要になるのも、エントランスのある階の中央ということになります。
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