昨年から、各メディアから「風水コンサルタント」に関する、取材・出版依頼が多くあります。

私が風水師としての仕事を始めて、今年で23年目になります。

起業当初は、殆ど日本で「風水師」といっても「風水」自体、全く知られていませんでした。

そんな中、起業してから10年後に突然風水ブームが起こり、、

誰もが「風水」という言葉を知る様になりました。

この頃から、風水師ですと自己紹介すると、「あ~!」という反応が返ってくる様になり、

そして次に「西に黄色で金運UPね!」と言われるようになりました。

残念ながら、日本で市民権を得た「風水」は、本来の風水とは全く別物で、

「占いの一種」であり「縁起物、宗教、胡散臭い」ものでした。

とはいえ、「風水グッズ」や「縁起物」を否定しているわけではありません。

それらは、独自的に意義があったりし進化していますので、本人が納得して

「運が良くなる」と思えれば良いのです。

『思い込』は最も運を引きつける秘訣の一つでもあります。

巷で見かける風水の書籍等で上を北に記していたり、

講座等でも上を北にしている資料もあります。

実は、中国占術における様々な占術の暦やカルテは、全て南を上にして表記します。

現代社会においては、上が北で表記するのが一般的な為、慣れるのに時間がかかりますが、

重要な風水文化でありアイデンティティですので、便宜上変更させることに違和感を持ちます。

そこで「何故?上が南」なのかです。

これは、暦の成立過程にありますが、自然界の法則を研究して暦を作ったためです。

特に太陽の運行です。

東から太陽が昇り、南を頂点として、西に沈みます。

この様相を表わすために、上を南としました。

また、南を向いての太陽の運行は、丁度、時計回り(右回り)になります。

その為に風水では、向かって左から右に流れる気の流れを順旋、右から左の流れを逆旋と称します。

風水の素晴らしさは、自然界を研究して、そこに普遍的に潜む法則を見つけ出したことにあります。

風水は、自然と同一化を目指した環境学といえるかもしれませんし、

こういう意味においては、宇宙の真理といえるのかもしれません。

ところで、話は代りますが、

先日、起業のコンサルタントに伴う、打ち合わせが続きました。

自分の為にしか使わない脳と世界の為に使う脳、どちかが活性化するか?

これは、極めて簡単な問題です。

起業に関するポイントも、

「より広く、より遠く、より先」を考えてのビジネスプランを構築する必要があります。

「より狭く、より近く、より今」を考えてのビジネスは、短期的に儲けたり、

社会的な成功を収めても人としての成功を得ることは難しいようです。

風水コンサルタントで使用する「四柱推命」という命理学では、

「社会的成功」と「人としての成功」を明確に分けて分析することが可能です。

「社会的には成功」するが「人としての成功」は難しいタイプ

「社会的には失敗する」が「人としての成功」は得やすいタイプ

 双方得やすいタイプ

 双方得にくいタイプ

の4タイプに分けることが出来ます。

そのタイプによって立命のポイントが違ってきます。

立命とは、本来の自分を自分で再創造させていくことです。

re-create(リ・クリエイト)させていくことです。

 
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