引っ越しを伴う転勤のために、マイホームを人に貸す人は決して少なくありません。

また高齢者が、老人ホームや子供の家に行くために自宅を賃貸にという場合もあるようです。

誰もが大家になる可能性がある、というわけで今回は大家の側から見た不動産トラブルについてお話しします。

数年前のある日のこと、近所の賃貸マンションから猫の鳴き声が聞こえてきました。

よく見るとベランダに猫がいるではありませんか。

その賃貸マンションはペット禁止のはずなのですが。

大家さんに話を聞くと、その部屋に住むAさんがいつの間にか猫を飼っていたそうです。

Aさんは「ペット禁止」が契約書に書いてなかったため契約違反ではないと開き直りました。

同じマンションの住人からは苦情が出ていましたし、「どうにかならないのかねえ」と大家さんは困り果てていました。

苦情の内容は、猫がベランダのプランターを荒らす、窓を開けていたら家の中に入り込んできた、鳴き声がうるさい、糞尿の被害などといったものでした。

中には猫アレルギーのお子さんがいるお宅もあり「猫が入ってくるので、窓を開けることもできない」と本当に困っておられたようです。

さらに当時、Aさんは家賃を滞納していました。「家賃が払えないなら出て行ってほしい」と言ってもAさんは聞く耳持たず。

とうとう大家さんは弁護士に依頼、ひと悶着あったようですが数か月後ようやくAさんは引っ越していきました

大家さんは「お金はかかったけど弁護士さんにお願いして良かった」と喜んでいました。

「内装をきれいにするのに、敷金では足りなかった」と大家さんは嘆いていましたが、しばらくして次の入居者も決まり一件落着。

それ以降は、ペット禁止の項目を契約書に明記することにしたそうです。

家を貸す場合、契約書の内容は不動産会社任せにするのではなく、自分の希望を忘れずに伝えることも大切ですね。

また、このような本格的なトラブルになったら専門家に相談するのが解決への早道です。

 
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