駐輪場シェア「みんちゅう」 町田市と協定を締結

 

撮影=リビンマガジンBiz編集部

 

2019年10月23日、東京町田市は、駐輪場シェアサービス「みんちゅうSHERE─LIN」(みんちゅう)を提供するアイキューソフィア(東京・新宿)と協定を締結した。(リビンマガジンBiz編集部)

 

 

みんちゅうの利用例 画像=アイキューソフィア

 

「みんちゅう」は、商業施設や土地のデッドスペースを駐輪場にするサービスだ。町田市は不法駐輪や放置自転車対策、自転車利用環境の改善などにみんちゅうが役立つと考えた。

 

町田市には、JR・小田急線・東急線の3線が乗り入れ、計9駅が存在している。同市が、2018年に撤去した駅周辺の放置自転車は約3,000台にもなる。市営の駐輪場も満車で、約3,000台のキャンセル待ちがある。

 

不法駐輪が増えれば、撤去コストも増すため駐輪場の新規設営も検討したが、「駅周辺の地価は高く、市の財政で負担できるものではなかった」と石阪丈一町田市長は語る。

 

「みんちゅう」は、土地やデッドスペースの所有者が、スペースを駐輪場として提供できるスペースシェアリングサービスだ。

 

自転車1台に必要な広さは、幅50センチ×長さ200センチ、商業施設の一角や建築工事が始まる前の土地などで、自転車1台から提供することができる。スペースのオーナーは、月極・日貸し・時間貸しといった提供方法や料金設定なども自由に設定できる。

 

駐輪場のユーザーは、アプリやウェブから「みんちゅう」にアクセスし、スペースを予約し利用する。クレジットカードや、独自にプリペイド販売している「みんちゅうコイン」で決済できる。

 

土地を提供するに当たっての費用負担はなく、駐輪場の売上の数%が運営会社であるアイキューソフィアの利益になる。

画像=アイキューソフィア

 

「みんちゅう」は、現在全国400カ所、3,000台分の駐輪場を提供している。2018年に神奈川県大和市や東京都台東区、2019年に入ってから神奈川県藤沢市・東京都墨田区と協定を締結し、行政が抱える不法駐輪・放置自転車問題の解決に取り組む。

 

町田市との取り組みでは、初年度で町田駅や南町田駅といった主要駅で、合計200台分の提供を目指す。

 

自身も学生時代に町田市に住んでいたというアイキューソフィア・中野里美社長は「町田市との協定が、先進的な取り組みとして、他の行政や全国に波及していくことを期待している」と語った。

 

アイキューソフィア・中野里美社長 撮影=リビンマガジンBiz編集部
 
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