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PORT・齋藤英晃社長(リビンマガジンBiz編集部)

 

 

―今後、どのようにサービスを発展させていきますか。

 

AIを活用したシミュレーションなどを期待されることもありますが、個人的には現状のままではそれは難しいと思っています。実住の不動産に比べて、投資物件は取引事例やデータが少なく、景気動向や金融機関の評価や状態で大きく変動するためです。特に長期になれば、なるほど難しいと思います。

 

そのため、『PORT』は投資における「ストレスチェック」ができるシミュレーターという位置づけで考えています。購入者が不安に思っている条件などを掛け合わせて、結果的にどうなるのかがシミュレーションできるツールです。あくまでお客様があってのシミュレーションです。

 

また、『PORT』には、「確定申告シミュレーション」と「ライフシミュレーション」という機能が付いています。「確定申告シミュレーション」は各年の確定申告書や収支内訳書のシミュレーションが作れます。これをそのまま税務署に提出することはできないのですが、参考にして資料を作ることができます。また、この条件も含めた運用をシミュレーショトすることも可能です。

 

 

―「ライフシミュレーション」とはどういったものでしょうか。

 

実は、この「ライフシミュレーション」が今後の命運を担ってくれるコンテンツだと考えています。

 

PORT』は不動産投資において、どれぐらい利益がでるのかをシミュレートするものです。しかし、不動産を持つ人は、儲けたいと考えているだけではなく、何か他の目的で持つ方も多い。そうなるとその人の人生全般をシミュレートする機能が付いた方が良いのではないかと思い、加えた機能です。

 

 

ライフシミュレーション(画像提供=PORT)

 

 

家族構成や収入、養育・教育費、生活費、資産、負債などを細かく入れていって、その上で不動産投資のシミュレーションと合わせていきます。

 

現状も似た機能はあるのですが、FPと相談しながら詳細なシミュレーションができるように改良しています。例えば、加入している年金の種類やいくらもらえるのかなども対応できるようにしていきます。

 

開発が進めば、不動産の営業社員が、FPよりも詳細なライフシミュレーションができてしまうようになるかもしれませんよ(笑)

 

当社の理念は、不動産投資を行うときのインフラの一部になりたいと思っています。就職活動をするときにリクナビに登録する。不動産業界で営業するなら、レインズに加盟する。これと同じように、不動産投資の一部として『PORT』がプラットフォームになりたいと考えています。その最初のミッションがシミュレーターを作ることといえるしょう。

 

 

―『PORT』を活用するために、利用者向けの研修を行っていると聞きました。

 

PORT』を導入いただいた企業には、必ず導入研修を行っています。

我々は、これまで何千人もの不動産投資営業社員に会ってきました。やはりこの業界は、オンラインだけでサービスや商品の良さを伝えることは難しいと考えています。オフラインでのやりとりも重要です。

 

一生懸命に働いている営業社員がたくさんいます。これはたくさんの営業社員と会う中で実感しました。「一生懸命に勉強したい」「お客さんのためになりたい」と考えている人が多いんです。ただ、資料作成に時間がかかって心が折れてしまい、続かない。そして、結果として業界の悪い部分だけがフォーカスされていってしまう。

 

健全にやっているプレイヤーがほとんどです。いい加減でもいいよという人は『PORT』には賛同しません。

 

利用企業から、『PORT』を使って正確なシミュレートをすることで、営業社員自身が「扱っている物件が良い商品」であることを自覚し、さらに自信を持って売ることができるようになった』といった声を寄せていただきました。

 

PORT』を作ってから、一番うれしい言葉でした。

 

こんな声をもっと聞きたいと思います。

 
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