「自分がマンションの売却しようとしていることを周囲に知られたくない」という声を耳にします。理由は様々ですが、“マンション初の売却物件”となることが気がかりな人や、詮索好きな方を避けたい人が多いようです。周囲が知るキッカケは「新聞の折込チラシ」が最多です。不動産チラシを何気なく見る人は多く、その価格は最大の関心事となります。空室マンションの「オープンハウス」案内で知ることもあります。不動産会社は多くの方に内覧してもらえるような事前告知を行うため、周囲が目にする機会も高まります。
周囲の方々が気になる方は、不動産会社に相談を!
自宅を訪れた不動産会社とのインターフォン越しの会話で知られることもあります。「〇〇不動産です。売却の件でお伺いしました。」といった声を耳にした近所の方は、あなたが売却予定であることを即座に把握するでしょう。これらを回避するには、売却を依頼する不動産会社との連携が大切です。次の4つを念頭に担当者へ相談しましょう。
①折込チラシ<ポスティング
新聞の折込チラシは、指定した地域に配られる全新聞に入ります。反面、広告物だけを投函する「ポスティング」では、投函したくない物件を指定できます。
②ポスティング<インターネット広告
投函では露出が多すぎると思う方にはインターネット広告がお勧めです。購入検討者が検索した際に知るだけなら良いという方には最適な方法でしょう。
③インターネット広告<店頭案内
店頭のみで物件紹介をしてもらうことも可能です。この場合、あなたのマンションが希望条件と一致する人だけに情報が伝わります。
④配慮してくれる不動産会社を選ぶ
自宅を訪れる担当者へ「インターフォン越しに社名や用件を言わないで欲しい。」と伝え、オープンハウスとして開放する際の不安も相談しましょう。不動産会社への遠慮は必要ありません。あなたの気持ちに寄り添う不動産会社とだけお付き合いすれば良いのです。
周囲に気づかれないための策は複数ありますが、知る人を限定するということは、購入希望者の目に留まりにくくなるということでもあります。早期に売却したい人にはデメリットといえるでしょう。