先日は分譲マンションをリノベーションするときに、どこまで手を入れられるのかという話をしました。今回は実際に工事を行なう前に知っておきたい、リノベーションの知識について話しますね。

最近はリノベーションっていう言葉をよく聞くけど、リフォームを今風に言い換えただけでしょ?って思っている方もいるのではないでしょうか。私も前にはそう思っていたのですが、調べてみるとこの2つにはかなりの違いがあるようなのです。

まずその定義もそれぞれに違います。リフォームは老朽化などで汚くなってしまったものや、使い勝手が悪くなったものを交換して、新築の状況に近づけることを言います。それに対してリノベーションは中古住宅やマンションなどを大規模に工事することで、そのときのニーズや住む人に合った状況にし、価値を高めることを言います。

このように全く違った定義をもっているリフォームとリノベーションなので、行なう工事も変わってきます。リフォームでは壁紙や床材の貼り換え、浴槽やキッチンなどの設備の交換などが一般的です。そのため見た目は変わるけど基本的な構造はほとんど変わらないというものが多いようです。しかしリノベーションでは壁を壊して部屋の間取りを変更したり、配水管の変更をしてキッチンやバスの位置を変えたりなど、見た目だけでなく構造までも変えてしまうような工事を行うことが多いのです。今はお得な中古物件を購入してからマンションのリノベーションを行なう人が増えてきているので、壁材や床材、天井を全て取り払い大規模に行うスケルトンリノベーションへのニーズが高まっています。

ほかにも子供がいた時に購入したマンションの3LDKだった間取りを、夫婦二人暮らしになったから広いLDKを持つ1LDKに変えるとか、格安な中古マンションを購入して今の生活にあった間取りにリノベーションし、子供が大きくなったらさらにリノベーションで個室を作るということを見すえて、マンションを買う若い夫婦というようなことも多いようです。皆さんも自分のライフスタイルにあったマンション購入やリノベーションを検討してみてくださいね。

 
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