石井くるみの民泊最前線
カピバラ好き行政書士 石井くるみさんが民泊を始めとした宿泊関連ビジネスの最新情報を紹介します。
今回は、民泊を有料利用したことをある人を対象にしたアンケート結果を解説します。(リビンマガジンBiz編集部)
画像=PIXABAY
民泊を有料利用したことをある520人を対象にした「民泊サービスの利用状況に関するアンケート」の結果を三菱リサーチ&コンサルティングが9月に公表しました。
その結果によれば、民泊を利用した理由は「宿泊費用が安い」が88.1%で最も多く、2位以下は「立地が良い」(38.9%)、「大人数で滞在しやすい」(28.1%)、「長期滞在しやすい」(26.0%)、「特別な体験ができる」(24.8%)の順になりました。
民泊はホテルよりも大人数で宿泊しやすく、家族やグループ旅行における割安感に魅力を感じている旅行者が多いことがうかがえます。実際に、当事務所のクライアントの民泊運営事業者からも、日本人利用者は、大学生のサークル仲間の旅行や、趣味のグループ旅行(マラソン大会への出場)、女子会などでのニーズが高いと聞いています。
アンケートの調査は 2019年8月7日(水)~8月8日(木)に実施され、調査方法はインターネットを利用したWebアンケートです。自ら民泊を手配し、有料で民泊を利用した経験を有する者で、20代、30代に各78人、40代、50代、60代以上に各52人と幅広い世代を調査対象としており、「民泊の利用状況」「民泊サービスの利用理由」 「民泊サービスの利用地域・利用回数」「民泊サービスを選ぶときに確認する点」「民泊プラットフォームを利用する際に確認する点」「民泊の今後の利用意向・今後民泊を利用したくない理由」などをヒアリングしています。