ローンが残っている状態で不動産売却するときの条件とは


ローンが残っている状態で不動産を売却する場合には基本的に条件があります。それはローンを完済することです。これには抵当権が関わっています。抵当権とは、平たく言えばローン返済のために物件を処分できる権利のことで、ローン返済中はこの権利が金融機関にあるのです。そのため、物件の所有権はローンの名義人であっても、金融機関は物件を処分できるのということになります。ローンを完済することで抵当権が消え、売却をする権利も与えられます。そのため、不動産を売却したお金をローンに充当して完済できる場合は問題ありませんが、万が一充当してもローンが完済できない場合には、原則として自己資金を充ててローンを完済しなければなりません。自己資金でローンが完済できない場合には、新たに借り入れをして住宅ローンを完済することとなったりします。そのため、ローンが残っている状態の不動産の売却は、ローンの完済が出来る目途がたってからの売却になると考えた方が良いといえます。


ローン返済中の物件の売却の際に注意する点


ローン返済中の物件を売却する際には、完済の目途がたつかどうかに注意しなければなりません。そのため、売却をすることでローンをいくら減らすことができるかどうかに注目しましょう。■売却の費用はいくらかかるのか不動産売却の際には、印紙税、抵当権抹消登記費用、司法書士報酬、繰り上げ返済手数料、仲介手数料などの費用がかかってきます。それを加味して、ローンを完済できるかどうかを考えましょう。■いくらで売却できるのか地域や築年数・広さなどから、その物件がどれくらいで売却できるかを把握しましょう。インターネットでおおよその価格を予想するのも良いですが、一括査定などをして実際にいくらで売却できるかを査定してもらうのもおすすめです。売却時の諸費用と物件の査定額から、ローンを完済できるかどうか、自己資金や借り換えなどをする必要があるのかを考えてから、売却をしましょう。



 
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