転勤を言い渡されて聞いた場所はこれまで縁もゆかりも無かった場所。はたまた住んだこともないような大都市圏。家族はすごく不安になりますよね。観光気分に楽しめそうな場所はあったとしても、実際の生活ができる支援があるのかどうか?あらかじめ知りたいものです。大都市圏は便利になる?地方だから不便に感じる?いえ、そんなことはありません。どこに行けば何を得られるのかチェックしておきましょう。

1. 都心ならではの医療連携やコンパクト化された窓口

引越しに追われて、行政の手続きを済ませてほどなく乳幼児健診の時期がやってきたとしても、その自治体によって管轄が大きく違います。東京都23区内の場合、品川区は6~7ヶ月、9~10ヶ月検診は提携医療機関での検診となりますが、23区に一番近い武蔵野市の場合、ほとんどの検診は自治体の指定する医療機関での検診となります。また、インターネットで収集できない情報を自治体で得る場合も地方都市では保健所で情報を得られる事がありますが、都心部の場合子育て支援にかかわることは、子育て支援センターが管轄している事がほとんどです。転居によって必要となる手助けや不安解消のための相談窓口等、どこを頼れば情報が得られるのかおさえておきましょう。

2.地方に見える子育て支援

2015年、総務省の”家計白書“による生活支出ランキングによれば、ファミリー層(2人以上)の東海地区の家計支出は全国のおよそ中間にあり、大都市圏と大差がない結果となりました。地方都市の愛知県名古屋市を囲む2県(岐阜県、三重県)のいずれも子育て環境は、東京都内との支援に引けを取らない充実さがあります。
☆地方だから閉鎖的?むしろ窓口がたくさんあって育児不安を解消できる!
三重県四日市市を例に考えてみると、子育ての悩み、不安等の相談窓口も複数あります。また単独施設は市内に2箇所、そのいずれも訪れるのが困難な方に地域の保育所が子育て支援センターの役割を兼ねていて、”地方に越したから不便になった“というような不安は解消されそうですね。(参考URL/http://www5.city.yokkaichi.mie.jp/menu79041.html

このように転勤を通してお子さんを連れて引っ越しするのがはじめて初めての方は、大都市圏だから便利になる、地方だから不便になるという先入観は捨て、新しい生活に適応できるように自治体の支援の仕組みを下調べしておきましょう。不安解消で新しい生活も気持ちよくスタートしたいものです。

 
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