こんにちは、「カピバラ好き行政書士」の石井くるみです(*^^*)

東京都中央区・日本橋のオフィスから、「民泊」に関する情報を、コツコツつぶやいています♪(LAWSON風)

今日は、前回の記事に続き、シンガポール滞在で旅行・観光について考えたこと・・・「旅行者(ゲスト)にとって魅力的な観光地とは? 」というテーマで綴っていきたいと思います!

一番重要なのは・・・・「お金」のこと

旅行をする際に、いちばん重要となること・・・それは、お金の問題!

現地で「現金」のやり取りをしなくて済むことは非常に重要。

現金を両替したり、たくさん持ち歩くのは、めんどうですし、怖いです。

以前、海外旅行といえば、現地での両替が主流でした。

「思わず出費でお金が必要なのに両替所が見当たらない!!」と青くなる場面もたびたび。

空港では両替したばかりの旅行者を狙ったスリが横行し(現金を持っていることは間違いないので防ぎようがない・・・・)、

帰国後は使い残した現金が手元に残ってしまう(また、そのうち旅行しようと思ってもなかなか行けないもの)。

しかし、今では海外旅行でもクレジットカード決済が主流になり、普段の買物とまったく変わらないスムーズな決済が可能になってきました。

特にシンガポールでは、タクシーやレストランではほとんどクレジット決済に対応していたので、現金はあまり手元に持たずに過ごすことができました。

(屋台や少額の買物は難しいですが)

私は、以前アメリカで暮らしていたことがるのですが、アメリカも非常にカード決済が進んでいる国で、日常の買物もほとんどカードを使っていました。

一方、日本ではまだまだ現金の流通が多く、クレジットカード決済に対応していない店も少なくありません。

「観光立国」を推進する日本政府も「Cashless観光」の実現を目標として掲げていますが、これはインバウンド推進のためには欠かせない施策だと思います。

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経済効果が高い「MICE」の誘致

シンガポールといえば、巨大な国際展示場「サンテック・シンガポール国際会議展示場」が有名です

大人数を収容できる会議室や展示場があれば、国際会議や展示会が催され、そのたびに多くの参加者や関係者が世界各国から集まります。宿泊施設が埋まり、食事や買い物など、その波及的な経済効果は莫大なものとなります。

日本政府の、「日本再興戦略」において「2030年にはアジアNO.1の国際会議開催国としての不動の地位を築く」という目標が掲げられ、投資を日本に呼び込む重要なツールとしてMICEが位置づけられました。MICEの設立には莫大な資金を必要とするため、ひとつの企業などではなかなか実現することが難しいもの。官民が協力して企画・実現することが望まれます☆




「日本の魅力」をいかに外部に発信するか


シンガポールは、面積的には東京23区ほどの大きさしかない、とてもコンパクトな国です。

しかし、経済的にはもちろん、観光地としても非常に人気が高く、世界中から様々な旅行者が訪れます。

その理由、魅力は何かを考えてみました。


1、多種多様な民族・文化が融合している・・・1つの国なのに、インド、中国、マレーシア、イギリスなど、まるで幾つもの国を歩いているような多様性が魅力的。様々な信条・文化を持つ人々が共生していることから、旅行者にも寛大で寛容。

2、金融と観光に力を入れている。

3、英語が共通言語として使用される


シンガポールでは、国の政策として観光に力を入れていることがよくわかります。

近代的な建築物や、ホテル、ショッピングモールなどの観光名所(マーライオン公園)もありますが、他にも各民族の集落を「リトル・インディア」「チャイナタウン」「サルタンモスク」と名付けて、観光客の興味や関心を引く工夫がなされています。


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素晴らしい遺産や文化があっても、その情報を外部に発信し、存在を知ってもらわなければ始まりません。

日本へ海外からの旅行者を呼び込むためには、日本文化の魅力や素晴らしさを十分に認知してもらう必要があります。

言葉の問題はもちろん(英語さえ使えれば、あとは何とかなるように思います)、自分たちをどう魅力的に見せていくのか・・・・これは、個人や会社にもまったく同じことが言えると思いますが、観光立国を推進するためには国としていかにアピールしていくのかが重要になると思います。


「シンガポール」という国から私たちが学ぶ部分が沢山あるなあ…と思いつつ、帰路についたのでした。


 
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