ペット可物件はいつから増えてきたのか

昔はマンションでペットを飼うなどありえなとというのが常識でした。しかし、現在ではペットを飼うという人もかなり多くなっており、それに応じてペット可のマンションの供給も増えてくるようになりました。驚きなのは、少子化が問題になっている昨今、ついに子供の数をペットの数が追い抜いたと言われていることです。ペットで多いのが犬や猫ですが、全国犬猫飼育実態調査によると、全世帯の内30%近い世帯で犬や猫を飼っているということが分かりました。つまり10件に3件の割合でペットとともに生活をしているのです。ではいつごろからペット可のマンションがでてきたのでしょうか。さかのぼると1990年の後半くらいから少しずつペットがOKの新築マンションが建ちはじめました。そして2000年を超えてからは、首都圏で新築されるマンションのうち多くがペット可になったのです。つまり、中古物件であっても、築10年くらいまでの物件を探せばペット可のものが見つかるかもしれないということになります。また賃貸物件も空き室が続く場合などは、ペット可物件として変更して貸し出すということも出てきているようです。

ペット可とペット共生とは?

ペット可とペット共生。どちらも大きな違いはないと考えられます。どちらにおいてもいえるのはペットとともに生活ができるというもので、その内容は様々です。ペット可だからと言って特別にペット用の機器や器具が整備されていない物件から、ペット用の建具などが最初からついている場合などもあるのです。先ほど述べた通り、最近ではペットを飼っている人を積極的に取り込むため、あえてペットに対応できるような設備を用意するという物件も多くなっています。こうすることで、通常よりも入居率を高められることになります。このようなペット可物件は、賃貸の場合には、一般と比べると家賃が通常の1割くらい高くなるようです。その他いろいろな条件がある場合もありますので、契約内容についてはしっかりと吟味しておくことをお勧めします。

 
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