特別売却を狙うのがおすすめです

期間入札で売れ残ってしまった物件においては、特別売却という方法がとられます。この特別売却においては、競売物件を先着順で購入することができます。この際には、期間入札における最低売却価格で購入することが可能になりますので、より希望に近い金額で購入することができるのです。手順としては、例えば最低売却価格が1,000万の場合は期間入札と同様その2割相当額をまず保証金として執行官室に供出します。その後、売却決定期日の決定があった後、期間入札と同じ手続きを経て購入へと進んでいくことになります。特別売却の場合には準備期間が短いため、金銭の用意などは早めを念頭に置いておきましょう。

競売物件を安く買うためのコツとは

競売物件に入札するというメリットは、一個人がその道のプロフェッショナルである不動産業者と対等に不動産購入という舞台に上がれるという点です。勿論、百戦錬磨の不動産業者に対抗するにはそれなりのスキルは必要ではありますが、あくまでも高く入札した方が買受人になるという点が個人や不動産投資家にとってプラスになります。不動産競売は一回で数多くの物件が入札になります。こうなると、入札すべてにおいて落札してしまうことも起こりうるため、特に不動産業者は特定の物件に狙いをつけ、その物件を是が非でも抑えにいくというケースが目立ちます。であれば、不動産会社がターゲットにしなかった物件については個人での落札も十分に可能であると考えられる訳です。競売物件狙いで少しでも安く購入したいというような場合は、「不動産会社がターゲットにしそうになく、しかし、割安と考えられる物件に数多く入札すること」、これが一番の近道です。また入札期間を過ぎ、誰も入札していない物件が特別売却に流れた場合は、最低売却価格の2割相当の現金を用意して、出来るだけ早く申請に向かいましょう。ただし、特別売却の場合は期間入札で入札が無かったからこそ、特別売却になっているということを忘れてはいけません。あらゆる入札を検討する人たちが総じて割安でお得な物件を見逃していたとは考えづらいので、物件に重大な欠陥などが無いか十分に確認することも忘れないようにしましょう。

 
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