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更地活用の特徴は以下の通りです。

■メリット

大きなメリットは2つあります。

ひとつは、元手が少ないということです。解体費、整地費などはかかりますが、新築と比較するとかなり低い金額ですので、手元資金でも賄えるケースがほとんどです。

また自治体によっては、解体費用の補助を行っているところもあるので、利用できれば資金の軽減となります。

もうひとつのメリットは、更地のため、流動性が高いということです。いざとなれば売りやすいため、いずれ売却を考えている所有者に対しては更地での利用もアドバイスのひとつとなります。

■デメリット(リスク)

立地により活用の可否が大きく左右されることがあります。

例えば貸し駐車場の需要がない土地に駐車場、貸コンテナの需要がない土地に貸しコンテナを作っても、利用者がないと活用にもなりません。

また同じエリアでも、土地の条件、例えば敷地面積や地形(じがた)、道路付け(道路の幅や、間口など)により利用効率が大きく変わってきます。

税金上も、建て替えなどと比較すると経費が少なくなるため、所得税が増えることもあります。

さらに、一度建物を解体してしまうと、二度と元に戻すことはできません。

今回解説した更地利用を含め、ひとつの手法に決めつけることなく、さまざまケースを検討したうえで、相談者のニーズに最も適う活用を提案しましょう。

 
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