住まい・建築・不動産の総合展 [BREX]イベントレポート
住まい・建築・不動産の総合展 [BREX]イベントレポート
2023年5月25日・26日の2日間、東京ビッグサイトにて「住まい・建築・不動産の総合展 [BREX]」が開催された。5つの展示会から構成される展示会の様子を紹介する。
展示会の1つ「住宅ビジネスフェア」にてひときわ大きなブースで出展していたのが、スマートホームサービス「SpaceCore」を提供しているアクセルラボ(東京都新宿区)だ。
23年5月に新たに機器のラインナップに加わった「多機能型スマートスイッチ」が展示されていた。戸建て住宅の階段照明における1階と2階でのスイッチなどは、これまで3路スイッチを設置するための配線工事が必要だったが、同製品を使えばインターネットを経由して信号を伝えるため工事が不要になるという。
同社・グループダイレクターの高橋貢氏は、イベントに出展しての反響として「戸建て住宅のビルダーや工務店が、商品に付加価値を加えたいということでスマートホームを検討され、お声がけいただくケースが多い」と語った。
「マンション総合EXPO」に出展するサービスのなかで数が多かったのが、EV(電気自動車)充電に関連したサービスだ。
脱炭素やSDGsとCO2の削減といった国を挙げた取り組みのなかで、EVの普及にも注目が集まっている。EV普及を阻む大きな要因として、充電スポットの不足がある。
特に、マンションや集合住宅においては、EV充電スポットの導入費用の負担や利用に関するルール作りなど、課題が多い。
そういったなかで、助成金などを活用することで、導入コスト負担を抑えて集合住宅に導入するサービスが広がっている。
確認できただけで、5社がEV充電スポットに関連したサービスを展示していた。
同時開催されていた「東京トレーラーハウスショー2023」では、トレーラーハウスを活用した店舗開業や災害支援など、8つのテーマに関連したトレーラーハウスが展示されていた。
未来をテーマとしたトレーラーハウスでは、2022年10月に解体された中銀カプセルタワーのカプセルを再活用した淀川製鋼所(ヨドコウ:大阪市)の「YODOKO+」トレーラーカプセルが展示され、多くの来場客が外観や内部をのぞき込んでいた。
コロナ収束の兆しが見えてきたなかでの久しぶりの大型イベントということもあり、入場受付には長蛇の列ができるなど活況な展示会となっていた。