不動産や鉄道データと連携したAI落とし物検索サービス、7,500万円の資金調達を実施
不動産や鉄道データと連携したAI落とし物検索サービス、7,500万円の資金調達を実施
「落とし物クラウドfind(ファインド)」を開発・提供するfind(東京都中央区)が、ドーガン・ベータ(福岡市)、京王電鉄(多摩市)、山口キャピタル(下関市)を引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドとして7,500万円の資金調達を実施した。
「落とし物クラウドfind」は、落とし物の課題を解決するデータプラットフォーム。落とし主は、find内で「いつ・どこで・何を」という情報入力すれば、施設に落とし物が届いているのかどうかの状況がわかるというもの。
鉄道や不動産といった法人、警察など自治体データなどと連携することで、セキュリティを担保しながらAIなどのテクノロジーで情報をマッチングさせることができるという。
これまで落とし物を預かり、管理しておかなければならなかった鉄道会社や不動産会社は、同サービスを導入することで、業務の効率化や環境負荷削減を見込める。23年4月には京王電鉄に正式導入されている。
22年8月にも、麻生要一氏(起業家・投資家・経営者)、長田忠千代氏(元三菱UFJ銀行代表取締役専務)、佐渡島隆平氏(セーフィー株式会社CEO)、早川良太郎氏(株式会社ストライダーズCEO)ら計23名を引受先とするJ-KISS型新株予約権の発行、並びに三菱UFJ銀行からの融資によって、4,000万円以上の資金を調達している同社。
今回の調達は、初期プロダクトの開発と提供のために活用されるという。