リンクジャパン 賃貸物件全戸にスマートホームサービスを提供。賃料アップに効果
リンクジャパン(東京都港区)が提供するスマートホームサービス「HomeLink」が、フージャースアセットマネジメント(東京都中央区)が開発した物件に導入され、2023年4月11日、メディア・報道関係者に向けた物件内覧会が開催された。
今回サービスが導入された「デュオメゾン池袋」は2023年3月竣工。東京都豊島区池袋4丁目に位置し、東京メトロ副都心線「池袋」駅まで徒歩10分、JR「池袋」駅へは徒歩10分、地上4階建て総戸数14戸の賃貸物件だ。
全住戸が角部屋になっており、各戸(1R・1DK・1LDK)に、大容量のウォークインクローゼットが付いていることも特色となっている。
同物件に導入されたIoT機器は、スマートリモコンや温湿度センサーをはじめ、照明スイッチやスマートホームカメラ(1階のみ)、スマートロック、室内モニターなど10種類以上に上る。
これらの機器は、スマホアプリ「HomeLink」での操作に加えて、アマゾンアレクサやGoogleHomeといったスマートスピーカーの音声操作にも対応している。
また、建物入口には、スマホからでも遠隔でエントランスやインターホンの対応が可能となる「AKUVOX」が設置されており、リンクジャパンとしては都内で初めての導入物件になるという。
「デュオメゾン池袋」の物件コンセプトは、”新しい欲しかったを叶える「持たない暮らし」”。その言葉通り、IoTに加えて家具レンタルのサブスクサービスとの連携や電動モビリティのポートが物件に併設されているなど、様々な趣向が凝らされている。
また、建物1階には防災備蓄倉庫があり、各住戸専用ロッカーや非常時の充電スポットがあるほか、非常用トイレなども備わっている。
フージャースアセットマネジメントの担当者は、IoT機器をはじめ様々なサービスを導入したことで、「周辺の同スペック新築物件よりも1万円ほど高い賃料を設定することができた」と語った。