大和ハウス工業 マンション建替円滑化法を活用したマンションが竣工

大和ハウス工業(大阪市)は、「マンションの建て替え等の円滑化に関する法律」の活用によって建てられた分譲マンション「プレミストタワー白金高輪」の竣工を発表した。

画像=プレスリリースより

「プレミストタワー白金高輪」は、東京都港区白金高輪一丁目の地上35階建て、総戸数284戸、うち分譲戸数153戸の分譲マンションだ。

1970年に建設された「パシフィック高輪マンション」と1979年に建設された「トーア第二高輪マンション」の2棟の分譲マンションおよび隣接する3敷地、合計5敷地の共同建て替え事業となる。

旧耐震基準によって建設された2棟のマンションは、竣工から40年以上経過したことで、老朽化やバリアフリーの未整備、空室の増加といった課題を抱えていたという。

そこで、総合設計制度を利用して容積率を割り増しすることで、建て替えたマンションの上層部などをデベロッパーに売却することで、事業収入の増額と地権者の経済的負担を抑える計画案が立ち上がった。

地権者が中心となった「共同建替検討委員会」が発足された2010年1月から、合意形成などを重ね、2019年より本体工事を着工し、2022年11月22日に竣工となった。

 
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