こんにちは。婚活FP山本です。今や至る所で一昔前なら考えられなかったような問題が発生しています。その中には「家庭内暴力」が…。DVと同じく家庭問題なので外からは軽視されがちですが被害は甚大。今回はこの問題解決のために不動産を売却した実話です。

結婚もせずにずっと自宅にいる息子…

ある都心部にまもなく70歳の既婚男性Aさんがいました。Aさんは大手企業を勤め上げた方なので老後生活は悠々自適。自宅不動産のローンもとっくに完済していました。ですがそんなAさんの家庭には極めて大きな悩みが…。

それがまもなく40歳になる一人息子の存在。派遣社員ながらも勤めには出ていましたが、ロクに結婚も考えずにずっと自宅不動産に住んでいました。そればかりか最近では会社でイヤな事でもあったのか、ちょっとでも何かあるとAさんやA奥さんに当たるばかり。

「自分達の責任」と耐える日々。ただある日…

そんな息子の当たり方は次第にエスカレートしていきました。当初はせいぜい軽めの暴言だったのが重くなり、少しずつ暴力も振るうように…。「自分達が甘やかして育てた責任」と、A夫婦は互いを慰めて耐えるだけの日々でした。家庭内暴力は深刻ですね…。

ただそんなある日、さすがにヤバめの事件が起こります。息子さんが奥さんに暴力を振るい、その勢いでガラス窓が粉砕。Aさんは頭から血を流す奥さんをすぐに病院へ連れて行きました。息子さんは家庭内のトラブルとして刑事事件にはならなかったそうですが…。

不動産を売却し、夫婦で老人ホームへ入居!

さすがに穏やかなAさんも、この件では穏やかではいられませんでした。「このままでは息子にいずれ殺されるかもしれない…」とすら考えたAさんは対策として自宅不動産を売却。その売却金で夫婦で入れる施設を探しました。もちろん息子さんには内緒で。

そしてその数ヶ月後、無事に不動産の売却と入居先探しも終わって引っ越し。元々人前では大人しい息子は一度も面会にも来てないそうです。万一来ても施設員がいますけどね。ひとまず夫婦はこれで、息子の暴力に怯える日々から解放されました!ホント良かったです♪

おわりに

決定的な出来事が起こるまで家庭内暴力は野放しにされがち。この話では最悪の一歩手前で気づけて良かった…のかもしれません。「不動産を売却して逃げる」はある意味の最終手段ですが、時期によっては間に合わない事も。あなたもぜひご注意を!

関連リンク↓ 「不動産は不動ゆえに…元嫁を追い出すための売却話」
/column/yamamotomasayoshi/21075/
 
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