こんにちは。婚活FP山本です。近頃では3組に1組は離婚する時代であり、それに伴ってシングルマザーが増えました。当初は「この子は私が大事に育てるぞ！」と意気込むものですが、やはり苦労も多々…。今回はそんな実話をお伝えします。
結婚10年で離婚。財産分与で自宅不動産を…
30代前半女性のAさんは二人の子供を抱えるシングルマザー。Aさんは夫とは大学卒業後すぐに結婚しましたが、頻繁な心無い暴言に日々苦しんでいました。「子供がまだ小さいから」と耐え忍んできましたが、限界を迎えて約10年で離婚。
幸い親権はモメる事無く二人とも取れました。ただAさん、二人の子供がすでに小学校に入学していた事もあり「友人付き合いや生活を変えるのは教育に悪い」と考え、新婚と同時に購入した自宅不動産も離婚の財産分与代わりに取ってしまったのです。
不況で収入ダウン、住宅ローンが重い
幸いAさんの収入は500万程度あり、離婚当初は全然問題なく住宅ローンや教育費、生活費を捻出できました。しかし時代はタイミング悪く大不況。離婚1年後、Aさんの年収は400万近くまで減ってしまいました。教育費と住宅ローンでカツカツ生活の日々…。
どんなに収入が下がっても、支出は簡単には下がりません。生活費の切り詰めも限度があります。特に、広い自宅不動産の住宅ローンが重くAさんにのしかかりました。次第にAさんも自分でそうだと分かるほどに荒れる日々。
売却で支払い半減！余裕が笑顔を♪
ある日「こんな生活ではいけない。何とかしないと！」とAさんは決断。なんと自宅不動産を売却し、コンパクトな賃貸へ引っ越しました。幸い自宅不動産は住宅ローンを完済しつつ、ちょっぴり残る額で売却！良かったですね♪
ただし、支払い自体は約半減の引っ越し劇でしたが一点だけ気がかりが…。それは「子供部屋が無くなった」という点。Aさんは随分気にしてましたが、むしろ子供達からするとAさんに笑顔が戻ったのを喜んでいる様子。どうぞ一家3人、末永くお幸せに♪
おわりに
片親でも両親でも、子供にとって一番は「親の愛情」かと。そんな愛情は生活が厳しい状況では中々保てないものです。離婚で自宅不動産も引き取るシングルマザーは少数派かと思いますが、もし同様の方がおられたら売却もちゃんと検討していきましょう。
