春一番が吹いた地域もあるようですが、まだまだ寒いですよね。

見た目とのギャップは自覚しておりますが、北海道出身ですのでウィンタースポーツを楽しめる寒い気候は嫌いではありません。

ところが、ここ最近ですが、玄関ドアのハンドルを触る度に静電気で痛い目を見る頻度が高くなってきました。

早く暖かくなってほしいですね。。 

さて、皆さんご存知と思いますが建築物の構造には、木造や鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨造(S造)などがあります。

この様々な構造形式の中から、一般的な住宅においては、木造を採用されるケースが多いのではないでしょうか。

実際の設計打合せでも「木のぬくもりが良い」と木造を好まれているお施主様も多いですし、個人的には日本の気候風土にあった構造と感じております。

また、木造は社会情勢の影響が少ないといわれており、比較的コストが安定していることからお勧めしやすいのが本音です。

総務省統計局の「平成25年住宅・土地統計調査」でも一戸建て住宅の92.2%、長屋形式でも71.7%に木造が採用されているとのことです。 

一方、日本の建物は建替えのサイクルが早いといわれています。

先の統計局のデータによると全住宅(木造+非木造)のうち50%が平成以降に建設されており、昭和46年以前の建物は全体の約10%程度となっているようです。

つまり、築40年超える建物は、希少な状況となっているのが実情のようです。 

建物を長持ちさせるうえでの重要なポイントは様々ありますが、木造住宅の設計において気を付けたい項目の一つは、構造材の材種です。特

に、土台は腐朽菌やシロアリの被害を受けやすい場所ですので、薬剤での対応だけでなく材種の選定にも気を付けたいですよね。

住宅金融支援機構のフラット35などの仕様書では、耐腐朽性、耐蟻性の高い材種の採用によって、薬剤による防蟻措置の代替措置として認められています。特に、薬品によるアレルギーなどを気にされている方には、お勧めしたいですね。

 
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木
2017年02月26日

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