球場広告イメージ図※リビンマガジン編集部作成

野球中継を見ていると、スタンド席やバックネットにたくさんの広告が出ている。
この広告を注意して見てみると、複数の球場で見かけるものがある。
不動産ポータルサイト「アットホーム」の広告だ。
これだけ球場で見かけるということは、もしかして全ての球場に広告を出しているのではないかと思いアットホームに話を聞いてみた。

12球団のうち7球団に出していた

アットホーム広報担当によると、やはりいくつもの球場で広告を出しているとのこと。
広告を出している球場は以下の7球場だった。
 

12球団全てとまではいかなかったが、7球場はとても多い。
編集部で調査したところ、ここまで多数の球場に渡って広告を出している企業は他になさそうだ。

では、広告を出す球場はどのようにして選んでいるのだろうか。
同社広報によると、「冠試合やイベントなどのプロモーション活動が出来る球場や、動員数などを判断して選んでいる」とのこと。
実際にジャイアンツとは、その月のホームゲームで最も活躍した選手をファン投票で決める「月間アットホームヒーロー賞」という共同企画を行っている。
他でも、楽天ゴールデンイーグルス戦やソフトバンクホークス戦で、アットホームの名を冠した試合を行っている。

どうして球場広告を多く出すのか

CMや新聞広告だけではなく、球場広告に費用を割いているのは何故だろうか。
「地方に本拠地を持つ球団が多くなり、楽天イーグルスや広島カープの球場では、地元企業の広告が多く出されています。その中で、地元企業に並びたくさんの人に知ってもらい、野球同様アットホームのファンになってもらうため、野球場に広告を出しています」とのこと。

競合他社にはない広告戦略

SUUMOやLIFULL HOME’Sといった、競合する不動産ポータルサイトの各社は球場広告を出していない。
野球ファンに訴えかけるという差別化戦略なのかもしれない。
野球中継を見るたびにアットホームの広告を注視してみると面白いかもしれない。

 
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