タワマンに高さの定義は…ない!
 

(何かと話題のタワーマンション=撮影・リビンMagaZine編集部)

TBS系で放映されている胃が痛くなるような不幸な展開が話題の、ドラマ「砂の塔」の舞台としてタワーマンションが注目されている。ドラマ内では同じ物件に住むママ友間で、高層階の住民が低層階に住む主人公に対し陰湿ないじめを繰り返す。住民内の格差を表す「タワマンカースト」の存在もクローズアップされ、都会の中のムラ社会がドラマの舞台装置として機能している。
しかし、タワーマンションとは何階以上の建物を指すかは、意外に知られていない。
東京都の都市整備局に問い合わせると建築基準法におけるタワーマンションの定義は決まっていないという。法律上はマンションの高さに限らずただの「共同住宅」だ。
タワーマンションを多数あつかっている不動産ポータルサイトや不動産仲介会社に聞くと、おおむね20階建て・60m以上の高さを持つマンションのことを指しているものが多い。根拠とされているのは建築基準法(第20条)だ。建物の安全な構造について定めた基準が高さ60m以上から変わることから、建築業界などを中心に60m以上の建物を超高層建築と呼ぶことが多いという。そうした定義にあう、集合住宅を超高層マンションと呼ぶようになり、いつからかタワーマンションに変異したようだ。
しかし、いつ頃からタワーマンションという言葉が使われるようになったかははっきりしない。さらに賃貸、分譲に限らず「タワーマンション」の言葉には、高さ以上の付加価値が多分に含まれているように思える。

特に豊洲などの湾岸エリアにそびえる、家賃もローンも敷居も高いタワマンには羨望と嫉妬の視線が注がれ、成功の象徴としてのイメージがある。

法的な根拠や定義はなくとも、共通する強いイメージが「タワマン」を形づくっているといえるだろう。

 
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