「おいしい公共食堂の教科書」

役所や図書館といった「公共施設」に入っている食堂は、どんな雰囲気でどんなメニューがあるのでしょうか。


今回は、世田谷区役所「レストランけやき」に行ってきました。(リビンマガジンBiz編集部)

世田谷線に揺られて


東急田園都市線「三軒茶屋駅」から情緒溢れる世田谷線に揺られること3分、「松陰神社駅」で下車します。世田谷区役所の最寄りは「松陰神社前駅」かお隣の「世田谷駅」になります。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

「松陰神社」は、あの幕末に名を馳せた吉田松陰が祀られている神社となります。駅を降りると吉田松陰のエピソードが書かれた看板も。駅から徒歩5分、世田谷区役所に到着しました。

到着

(撮影=リビンマガジンBize編集部)


本日お邪魔したのは、世田谷区役所に隣接する「世田谷区民会館」地下一階の食堂「レストランけやき」です。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

聞けば50年以上の歴史があるとか、良い感じですね~。早速支配人の小島さんにお勧めメニューを教えていただきました。「レストランけやき」の一押しメニューは「麻婆豆腐定食」のようです!

メニューは中華料理がメインなのですね(入口の“のぼり旗”がカレーだったのでカレーがお薦めだと思っていました)。奥に通していただき待つこと数分、やって来ました。

思った以上に本格的


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)
 

本格的で美味しそう!では、いただいてみましょう。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

正直に言います。予想を遥かに超えていました。「食堂」のイメージで来たのですが、これは「高級レストラン」の味です。

花椒と山椒のよく効いたピリリとくる後味引く辛さ、絶妙な塩加減、これはご飯がすすみます。ご飯をお替わりしたくなります。

支配人の小島さんにお話を聞きました!

支配人インタビュー


支配人「いかがでしたか?」

−はい!すごく美味しかったです!思っていた以上に本格的でした!

支配人「そうでしょ?実はうちのシェフは、誰もが知る有名なお店に在籍していたんですよ」

−えー!そうなんですか!たしかに街の中華屋さんで出てくる麻婆豆腐とは違いました!こちらのお店は長いんですか?

支配人「はい、昭和39年からやっています。私達は以前、世田谷で料亭をやっていました。結婚式や政財界の人たちも来ていたような料亭をやっていたんです。」

−なるほど…! だから本格的な料理なんですね! 納得しました。やはり昼時は世田谷区の職員の方がいらっしゃるんですか?

支配人「そうですね、だいたい30分くらいで150席全て埋まってしまいますね」

−毎日こんな美味しい料理が食べられるのはうれしいですよね。

支配人「はい、なるべくリーズナブルで美味しいものを、というのがテーマですね、うちはパーティーもよくやっているんですよ」

−あ!この写真!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

支配人「はい、こういう創作もできるんですよ」

 

もはや区役所に併設する食堂の域を超えてます(笑)テラス席もいい感じですね!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)



支配人
「そうですね、夜になるとまた良いんですよ」

−これはパーティーにはもってこいですね。本格的すぎてびっくりしました! 

おすすめのメニューを聞くとタンメンもオススメとのことです。すこしシャイな料理長さんに麻婆豆腐の味のポイントを聞いたところ、

自分が学んできたことを表すだけ

と一言。これぞまさに職人の言葉です。区役所の食堂に取材に行ったと思ったら、まさかこんなに本格的な料理に出会えるとは思ってもいませんでした。皆さんも是非、お近くに寄られた際は「レストランけやき」へ行ってみてくださいね。

今回お邪魔したお店


「レストランけやき」

住所:
東京都世田谷区世田谷4-21-27

電話:
 03-3412-1230

最寄り駅:
松陰神社前駅、世田谷駅から徒歩約5分

営業時間:
【月~金】平日9:30~17:30 ラストオーダーは17:00

【休日】土曜か日曜どちらかになります。

月によって変動がありますので、お問い合わせください。

 
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